三重県教育委員会だより83
平成21年12月24日
今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
今回は、「『子どもたちのためにこんなことやれたらうれしい』プロジェクト『「教育への夢』募集」、「教育委員による学校訪問」を掲載しています。
「教育への夢」を集めています!
県教育委員会では、次期教育振興ビジョン(仮称)の策定を前に、「子どもたちのためにこんなことやれたらうれしい」プロジェクトを立ち上げて「教育への夢」をたくさん集めています。そこで、皆さんからの「夢」を募集します。次代を担う子どもたちのために、「こんなことをしてほしい!」と思っていることを教えていただければと思います。実現できるかどうかは考えず、とにかく自由な発想からの「夢にあふれた提案」をお待ちしています。
1 募集期間
平成21年12月14日(月曜)から平成22年1月29日(金曜)まで
2 ご提案方法
ご提案を記入のうえ、FAX、電子メールのいずれかの方法で下記までお送りください。
(1) FAXの場合(チラシ(FAX様式付き)ダウンロードはこちら)
下記担当者あてにお送りください。 FAX番号:059-224-2319
(2)電子メールの場合(様式は自由です)
件名に「教育への夢」とご記入のうえ、下記担当者あてにお送りください。
メールアドレス:kyoiku@pref.mie.jp
3 ご提案の取扱い
皆さんからいただいたご提案は今後の教育行政の参考にさせていただきます。なお、ご提案をいただいたご本人への回答はいたしませんのでご了承ください。
4 担当
「子どもたちのためにこんなことやれたらうれしい」プロジェクト
(担当)教育委員会事務局 教育総務室 企画G 山本 宏
TEL:059-224-2946 FAX:059-224-2319 E-MAIL:kyoiku@pref.mie.jp
教育総務室 企画グループ
教育委員が学校を訪問しました!
教育委員は、“子どもたちの輝く未来づくり"に向けた教育のあり方や教育改革の方向性を検討するにあたっての参考とするため、毎年何校かの学校を訪問し、授業の参観や教職員、児童生徒との意見交換を行っています。10月1日(木曜)は、紀南高校(御浜町)と入鹿小学校(熊野市)を訪れました。紀南高校は、「コミュニティ・スクール」に指定されています。「コミュニティ・スクール」とは、保護者や地域の方々が学校の運営に直接参画することができるしくみをもっている学校です。
紀南高校では、学校運営協議会を設置し、保護者や地域の代表の方々と教職員が意見交換を重ねながら、より良い学校づくりをめざして学校運営を行っています。
初めに校長から、近隣の小中学生といっしょに清掃活動をするなどの交流活動、地元事業所での継続的なインターンシップ(就業体験)、コミュニティ通信「紀南の風」の発刊などの取組や、これまでの成果と課題等についての説明がありました。
今後のコミュニティ・スクールのあり方を意見交換する中で、紀南高校が地域との交流を深めながら元気な学校として存在していくことが、東紀州地域の活性化にもつながることなどが話し合われました。
次に、国語科の授業を参観しました。班を分けて生徒たちが互いの意見を出しやすくするなど、生徒の力を高めるための工夫がなされていました。
最後に、コミュニティーセミナーハウスなどを見学し、紀南高校を後にしました。
午後には入鹿小学校を訪問しました。全校児童52名、複式学級が2学級ある小規模校です。到着してすぐに、明るくてきれいなランチルームの中でとてもおいしく給食をいただきました。 続いて、校長から丸山千枚田での田植えの集い、入鹿中学校と一緒に行う除草作業など、地域の特色を活かした取組などについて伺いました。
その後、すべての学年の授業を参観しました。委員は、一つの教室で2通りの学習が進められる複式学級の様子を、熱心に参観していました。
最後に、校長、教頭、2名の担任教諭との懇談会をもちました。小規模校ならではの良さや苦労、複式学級の授業の工夫、地域との連携等、活発な意見交換ができました。