三重県教育委員会だより85
平成22年2月5日
今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
今回は、「第3回美(うま)し国三重市町対抗駅伝開催」、「学校災害図上訓練」を掲載しています。
第3回美(うま)し国三重市町対抗駅伝を開催します!
2月21日(日曜日)9時 県庁前スタート!
また、ゴールの競技場では、物産展(「市町交流市場」)も同時開催します。
関連番組のご案内
三重テレビ
ワイドニュース「事前チーム紹介」
1月22日~2月19日の土日を除く毎日17時40分~18時内
とっても!ワクドキ』「直前PR番組」
2月19日(金曜日) 18時~19時内
『第3回美し国三重市町対抗駅伝』
~みんなの笑顔が三重を駆け抜ける~
第1部 スタジオ生放送
2月21日(日曜日) 8時30分~10時10分
第2部 中継録画放送
2月21日(日曜日) 20時~22時30分
FM三重
広瀬隆のラジオ魂
2月15日(月曜日)~19日(金曜日)15時20分~15時25分
駅伝当日は中継地点やゴール地点からの公開生放送等を予定しています。
お問い合わせ先
第3回美し国三重市町対抗駅伝運営委員会事務局
電話090(4195)9289
http://mierk.jp/pref_ekiden/index.htm
授業中に大地震が起こったら?学校災害図上訓練による検証
三重県では、「いつ発生してもおかしくない」と言われている東海地震、今後30年以内の発生確率が60~70%の東南海地震、60%程度の南海地震など、大規模地震による被害が危惧されています。このため、県教育委員会では、児童生徒及び教職員の安全確保といった減災の取組として、防災教育推進校に対する支援や震災語り部による講演、緊急地震速報端末の整備、学校施設の耐震化などを進めているところです。
学校災害図上訓練とは、学校で巨大地震等による大災害が発生したことを想定したさまざまな被災状況をもとに、参加者が地図や校舎配置図への書き込みや話し合いを通して、対応策を考える訓練です。
訓練には、北勢きらら学園の教職員13名と、サポート役として教育総務室の職員2名が参加しました。
最初に、ガイダンスを行い、訓練の目的、進め方、想定する災害について、参加者全員が共通のイメージを持つようにします。
次に、地震発生の日時が発表され、参加者はその日時の児童生徒及び教職員の居場所を校舎配置図に書き込んでいきます。
その後、いよいよ訓練本番です。
ケガ人や火災の発生、地域住民の避難など、次々と付与される状況に対し、参加者は話し合いを通して対応を決定し、校舎配置図や記録用カードなどに書き込んでいきます。
別室では、被災状況を付与する担当者が、参加者からの問い合わせや要請に対応するとともに、保護者の立場で児童生徒の安否確認の電話連絡を入れるなどします。
情報共有を図るため、参加者はその都度、状況や対応等をホワイトボードに記録していきます。そして、地震発生から2時間の対応と学校の状況を整理し、訓練は終了しました。
最後に、訓練の感想や意見などを参加者全員で発表しました。
参加者の意見・感想
- 学校としてどのように行動すべきかを考えることができた。
- 混乱した状況の中で、情報の把握、共有が難しいことが分かった。
- 本部を中心とした組織化、役割分担が重要である。リーダーの補佐役も必要である。
- 優先順位をつけた対応が必要である。
- 対応について、既決、未決の整理が重要。ホワイトボードが情報の整理に有効だった。
- 防災マニュアルを再確認するためのよい機会になった。
- 災害時に必要な資機材、物品の確認が必要である。「災害対策本部セット」を作っておくとよい。
今回の訓練では、参加者はチームワークを発揮するとともに、一人ひとりが積極的に意見を出し合い行動することができました。また、災害時の学校の対応を再確認し、改善が必要なことや検討しておくべきことなどに気付くことができました。そして、災害から児童生徒を守り、被害軽減を図るためには、災害対策本部の適切な運営と教職員による組織的な対応が重要であることを再認識するよい機会となりました。
教育総務室 情報・危機管理グループ