平成13年度有害大気汚染物質測定結果

１　要旨
　大気汚染防止法第１８条の２３の規定に基づき、ベンゼン等の有害大気汚染１９物質の環境測定を県内８地点で実施した結果、環境基準の設定されている４物質については、全ての地点で環境基準を達成しました。

２　測定結果の概要
(1) 　ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン及びジクロロメタン
　環境基準が設定されているベンゼン等有害大気汚染物質４物質について県内８地点で測定を実施しました。その結果、前年度に引き続き、全ての測定地点で環境基準を達成しました（表１参照）。
(2) 　その他の有害大気汚染物質
　環境基準が設定されていない１５の物質について、上記と同じ８地点で測定を実施した結果、四日市市立三浜小学校において、1,3-ブタジエン（主に樹脂原料として使用される。）が、前年度に引き続き高い値を示しました。その他１４物質については、平成１２年度全国調査結果の範囲内にありました（表２参照）。

３　今後の対応
　ＰＲＴＲ法（特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律）に基づき、事業者の自主的な削減取り組みを促進していきます。