「農」の風景シンポジウムを開催しました
平成19年1月10日(水)フレンテみえ 多目的ホールにおいて、東京農業大学教授 進士五十八先生を講師にお招きし、「農」の風景シンポジウムを開催しました。
早朝からの開催にも関わらず、農家や大学・高校関係者を始め、県内各地から約200名の参加がありました。
事例報告
最初に桑名市嘉例川(かれがわ)地域より、「かれがわを守り続ける」と題し、基盤整備の実施を機に、ヒメタイコウチやホトケドジョウなどの希少生物の棲むビオトープづくりや、コスモス祭りの開催などの取組について、ご報告いただきました。 | |
次に多気町勢和地域より、「アジサイとコミュニティが地域を創る」と題し、先人達によって築かれた立梅用水を守りながら、あじさいいっぱい運動や、農村のビオトープづくり、あぜ道とせせらぎづくりなどの取組について、ご報告いただきました。 | |
最後に伊賀市種生(たなお)地域より、「『農』景観保全と地域活性化」と題し、廃校となった小学校を改修し、そこを拠点にホタルが舞う水路の保存や、住んでいる人が誇りに思えるような美しい集落づくりなどの取組について、ご報告していただきました。 |
これら先進的な活動報告に対して、進士先生からお褒めの言葉をいただき、さらに具体的な助言もいただきました。
講演
引き続き進士先生から、「農業の大切さを農村の人達だからこそ認識して、子どもや孫たちに教えて欲しい」、「景観保全という目先の結果を追うのではなく、農村が元気になることが本質であり、結果として農村の風景が良好に守られてくる」といった、農業や農村の大切さ、景観づくりについての基本的な考え方を、ユーモアを交えてわかりやすくお話しいただきました。 |
今後も「農村の風景」をテーマにした勉強会を計画していますので、皆様のご参加、ご協力をよろしくお願いします。