若齢者等の腸管出血性大腸菌食中毒の予防について
若齢者等は病原菌に対する抵抗力が弱いため、腸管出血性大腸菌食中毒にかかると、症状が重く重症化する傾向があり、乳幼児の食事には大人の食事より注意が必要です。
乳幼児には牛レバーやホルモンなどを生で食べさせないようにしてください。
※腸管出血性大腸菌O-157について
O-157は志賀毒素という強力な毒素をつくり出す性質があります。乳幼児や小児、基礎疾患を有する高齢者では、激しい腹痛や血便などのほか、急性腎炎、血小板の減少、貧血などを主な症状とする「溶血性尿毒症症候群(HUS)」を引き起こし、重症となる事があります。
予防のポイント
- 生野菜などはよく洗い、食肉は中心部まで十分加熱する。
(中心温度が75℃、1分以上) - 乳幼児には生肉、生レバーを食べさせないようにする
- 冷蔵庫内の食品はよく点検し、早めに食べること。
- 調理や食事の前には必ず石鹸で手を洗うこと。
- まな板、包丁等の調理器具はよく洗い、熱湯等で消毒すること。
- お腹が痛くて、下痢が続いたら、すぐにかかりつけの医師の診察を受けること。