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平成21年02月24日

食品衛生何でも相談

食中毒について

病原大腸菌食中毒

特徴 5つの種類ごとに症状が違います

 病原大腸菌とは、腸炎をおこす大腸菌です。腸管組織侵入性大腸菌、腸管病原性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管凝集性大腸菌、腸管出血性大腸菌の5種類があります。いずれも食品や飲料水から口を通って感染します。

赤痢菌に類似する
腸管組織侵入性大腸菌
赤ちゃんに多い
腸管病原性大腸菌
集団例が多い
腸管毒素原性大腸菌
わが国ではほとんど
報告されていない
腸管凝集性大腸菌
人から人への
二次感染がある
腸管出血性大腸菌
O157など

腸管組織侵入性大腸菌

特徴

 小学生以上の人に感染することが多く、赤痢菌に似ています。集団流行することがあり、わずかな量でも感染し、人から人へ直接感染することもあります。

症状

 発熱、しぶり腹、血の混じった下痢便など。

腸管病原性大腸菌

特徴

 乳幼児の胃腸炎をひきおこす細菌で、わずかな量でも感染します。ただし、小学生以上の人は、かなりの菌量がなければ感染しません。人から人への直接感染はありません。

症状

 急な発熱、下痢、腹痛など。

腸管毒素原性大腸菌

特徴

 感染する体内で毒素をつくる細菌で、わずかな量でも感染すると思われます。熱帯地域に多い下痢の原因菌で、海外旅行から帰国した人たちに多い"旅行者下痢"をひきおこす菌としても知られています。人から人への直接感染はありません。

症状

 下痢、軽い腹痛など。発熱はありません。

腸管凝集性大腸菌

特徴

 主として熱帯、亜熱帯地域で発生する、子どもなどの下痢の原因菌です。わが国では、この菌の分離報告はほとんどありません。

腸管出血性大腸菌 O157など

特徴

 O157などには「ベロ毒素」という強力な毒素をつくり出す性質があります。このベロ毒素は、体内に侵入すると大腸をただれさせ、血管壁を破壊して出血をおこします。そして腎臓に障害を与え、脳や神経にも作用して、発病してから短時間で生命を奪うこともあります。

症状

 まず激しい腹痛がおこり、下痢をくりかえし、血の混じった下痢便が出るようになります。胃かいようなどの血便は黒ずんで見えますが、この血便は真っ赤な鮮血です。ときには腎臓に害がおよんで尿が出にくくなり、体がむくむようになります。 さらにひどくなると尿毒症になり、強いケイレンや意識障害をひきおこすこともあります。

予防法

  • 手指はよく洗い、消毒をする。
  • 生肉、生レバーの提供をさける。
  • 食材はよく洗い、十分に過熱する。(中心温度が75℃・1分以上)。
  • まな板、包丁などは食材ごとに使いわけ、よく洗い、殺菌する。
  • 定期的に水質検査を実施する。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 医療保健部 食品安全課 食品衛生班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁4階)
電話番号:059-224-2343 
ファクス番号:059-224-2344 
メールアドレス:shokusei@pref.mie.lg.jp

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