1 日時 平成26年3月19日(水曜)14時から16時10分まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、坂倉加代子委員、岡田香委員、岸葉子委員、桑野みゆき委員、
速水亨委員、福山光幸委員
4 内容
(1) 図書館長挨拶
(2) 平成25年度アクションプログラムの進捗について
(主な意見など)
・中高生向けのコーナーについて、県立図書館単館として中高生の利用を増やしたいのか、県内の図書
館のモデルとしていきたいのか。
→県内でこのようなコーナーを設けているところはまだ少ないので、効果があれば県内の他の図書館
にも広げていきたいと考えている。
・医療・健康情報サービスについて、レファレンスの件数があまりないとのことだが、お客様からする
と相談しにくい内容なので、個室を用意するなどの配慮があるとよいのではないか。
・中高生向けのコーナーについて、学生が来ないからといって作ってもそれだけでは来てくれない。生
涯学習センターの自習スペースなどすぐ近くにいるので、図書館に入ってもらうための努力が必要。ま
た、並んでいる本は中高生向けとはいえ、大人が読んだ方がいいと言っているように感じる。
・レファレンス講座について、対象をもう少し絞って開催してはどうか。やみくもにやっていても成果
は出ないが、継続していけば5年目ぐらいに成果が出てくる。キャリアの少ない市町立図書館の職員を
対象にしてもよい。
・年配の方向けのサービス、老後の生活の向上に図書館がどう役に立つかということはこれから重要な
テーマになってくる。図書館は、まだ若い世代や子どもだけを対象にしているような感じがする。時代
に応じて思い切ってスクラップアンドビルドを考えてもよいのではないか。
・プロモーションや連携に関して、企画が司書から湧き出てくることが重要である。
・外部との連携については、タイミングを上手に、より積極的にやっていく必要がある。他の文化施設
等と比較したときの図書館あるいは県立図書館としての特性や弱点を整理することを考えてみてはどう
か。
・県の南部では書店がなくなってきている。図書館がその役割を担える部分もあるのではないか。図書
館がない自治体にも、実際の本を手に取れる環境を作っていく必要がある。
(3) 平成26年度当初予算(案)および平成26年度アクションプログラム(案)について
(主な意見など)
・次年度のアクションプログラムについて、4年経つと世間の情勢も変わってきているので、項目とし
ては同じでも、中身としてはメリハリをつけて変えていくなどしてはどうか。計画を計画通りに進める
ことを目的にしないで、先進性を見失わないような見直しをしながら進めてほしい。
・次期計画の策定について、委員としての意見も出していきたいので、次回の協議会で概要だけでも示
してほしい。
→スケジュールや考え方などを整理してご意見をいただくことになると考えている。
・予算もなくなってきているので、外の力をどれだけ借りるかを考えていかないといけないのではない
か。例えば本をリストアップする際も、自分たちだけでなく外部の意見を聞くなどしてもよい。
・例えば図書館講座に館内のガイドツアーやレファレンス講座を合わせるなど、事業同士の合体も考え
ていってはどうか。
(4) 三重県文化審議会文化交流ゾーン検討部会報告書について
(主なご意見)
・図書館はもっと表に出て行かないといけない。県民に背中を押してもらう状況をどう作っていくかを
考えないと、行政の方向性を変えていくのは難しい。次の計画を考えるときにはもう少し広い意見を聞
くこと、さまざまな形で外へ打って出ることが必要。これまでの成果をもっと出していく努力をしない
と、今の世の中では評価されない。
・外から見ていると施設の間に壁を感じる。互いに協力し合って一体感のある運営をしてほしい。
・図書館を無料で本を貸すだけの貸本屋にしてはいけない。県立図書館の役割には教育や研究というこ
とが付随する。だからこそ、県立であるがゆえの強み・弱みを考えていかないといけない。
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。