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平成26年10月21日

平成26年度第1回三重県総合博物館協議会の開催結果

1 日時 平成26年9月5日(金曜日)14時から16時まで
2 会場 三重県総合博物館 3階レクチャールーム
3 出席委員 衛紀生委員、大西かおり委員、岡野友彦委員、岸本多万重委員、齋藤彰一委員、
       角川咲江委員、田部眞樹子委員、中尾正己委員、中村忠明委員、西岡慶子委員、
       福島幸宏委員、森田正美委員、山下治子委員、山田康彦委員
4 内容
(1) 館長挨拶
(2) 環境生活部長挨拶
(3) 委員紹介
(4) 三重県総合博物館協議会の設置について
  (決定事項)
   ・会長:山田委員、副会長:田部委員を全員一致で承認。
(5) 三重県総合博物館の活動と運営に関する基本的な考え方について
   ・布谷館長から説明
(6) 三重県総合博物館の開館以降の事業進捗状況について
  (主な意見など)
   ・入館者数、有料空間利用者数、無料空間利用者数等、詳細にデータをとることが必要。もっと整理
    をし、しっかりしたデータにして、分析できるように。
   ・交流展示室の利用者数が展示観覧者数に含まれていない点が、交流展示でも良い展示もあるので釈
    然としない。
   ・伊賀や東紀州地域の来館者数が少ないという報告があったが、県民のための博物館としては課題で
    ある。今後は、いかに遠方の方々を来館させるかが大切。
(7) 活動と運営に係る評価について
  (決定事項)
   ・三重県総合博物館協議会評価部会設置要項について承認する。部会委員をこの協議会から山下委
    員、中尾委員にお願いする。
  (主な意見と質問)
   ・評価表の中で、何度も利用してもらうという戦略や戦術があったが、この点についてはどのように
    評価するのか。
     →再来館回数を尋ねるアンケート項目があり、計測できると考えている。年間パスポートを持っ
      ている方については、何回来館されたかの情報が検索できる。
   ・学芸員の調査による資料の増え方がわかるような戦略があった方がよいと思う。学芸員の調査によ
    って資料が増えていくべきだと考える。
   ・県立レベルで17名もの学芸員が所属しており、是非、学芸員の活躍の成果を世に出し、他府県への
    刺激となることを期待する。
   ・こども体験展示室の利用状況については、どの評価項目や指標を見たらよいのか。
     →今回提示した評価表には掲載していない。この部屋の利用者数については、戦略・戦術には含
      まれていない。こども体験展示室の評価を全くしないものではなく、日々の気づきから改善を
      している。
   ・利用者の年齢層の分析はされているが、半数は20歳未満で博物館の限界だと思う。
   ・博物館は勉強する施設ではない。ニューヨークにある博物館のように、ナイトミュージアムを実施
    したり、冒険する場を提供しても良いのではないか。懐中電灯で照らすことによって、資料がフォ
    ーカスされ印象が強くなり、さらに親子で実施することで体験が共有でき、会話が広がる役割を担
    うことができる。博物館は、ただ、単純に展示物を見せるためだけであってはだめ。
   ・博物館の常識を壊すことも大切。従来、実施していないことをやるべき。今年と来年が勝負であ
    る。思い出づくりなどの仕掛けをつくることが大切。県民や市民が受け取った価値が全て。価値は
    利用者によって決まるものである。一度、価値が決まってしまえば、なかなか変わらない。
   ・20歳未満の方が多く来ていることは強みであるが、弱みとも考えられる。ファミリーやカップルに
    とっての博物館があってもよい。
   ・ウィークデーの客が少ない。現代のライフスタイルは日曜日に家庭から出ないように変化してい
    る。金曜日の夜に何かを仕掛けてもいいのではないか。
   ・今回の学力調査では、三重県は全国的に低いという結果が出された。このような結果をみると、ど
    うしても勉強の方に偏ってしまう。今年度に遠足で博物館を利用した児童は、感動して学校に帰っ
    てきた。数値では現れない力を大切にしたい。
(8) 開館からこれまでの博物館活動について
  (主な意見と質問)
   ・昔の知恵や技術、資料を持っている方が減少してきているので、昔の貴重な資料の収集を急ぐ必要
    がある。
   ・アマチュア研究者が少なくなっている現状がある。アマチュア研究者になるまでに、何らかの要因
    が欠落していくため、アマチュア研究者が育たないものと思う。博物館も知的好奇心を刺激する何
    かを仕掛けていっていただけたらと思う。
   ・評価のしくみの項目は、3年間分確定しているのか、それとも状況に合わせて再構成するのか。評価
    項目選定にあたり、外部有識者等の意見を聞いたのか。
     →基本的に3年間は、評価項目の変更はない。評価項目の選定にあたっては、4名の有識者の方か
      らも意見をいただいて作成している。
   ・夜間の開館は検討しないのか。
     →19時以降の開館については、当時は考えていなかった。現状をみると、17時以降の利用者は、
      かなり少なく、夜間の開館については困難であると考えている。
   ・企業パートナーシップの取組は、博物館として独創的である。コーポレーションデーだけでなく、
    企業と新たな企業展示をするなど、様々な取り組みを実施することで全国の博物館のいい刺激にな
    る。
   ・平日に展示室が17時に閉まった後も、19時まで交流創造エリアが開放しているので、展示室が
    閉まった後ここをどのように活用するかが重要。博物館の持つ資料の活用について教員が研修でき
    る場として活用ができるのではないか。学校業務を終えた先生に対して資料の活用方法について学
    芸員がレクチャーするのもよいのではないか。学芸員から得た情報を教員が学校現場に持ち帰って
    授業を展開することで、生徒への良い刺激となるのではないか。
   ・遊びの要素を持つことが大切。
   ・寄付については、どのような運用を考えているのか。
     →基金に繰り入れ、各種の事業に活用しようと考えている。
   ・今後は、事業費や管理費の予算措置の議論をした方が良い。
   ・管理型の評価等はできるが、今後は最も弱いと思われる営業面の評価もあっても良いのではない
    か。ミュージアムショップの売り上げや入館者増などにつながる販売促進活動を議論、評価できる
    ようにすべきである。
   ・年間パスポートやキャンパスメンバーズで展示を観覧した人の数は、どのように反映されているの
    か。この人たちをどのようにするかの戦略をたてることが大切。
     →年間パスポート購入者5400人のうち、1回のみの利用が54%、2回利用は16%、3回利用は15%
      となっている。最高26回利用した方がいる。キャンパスメンバーズの利用者については、現
      在、集計中である。これまで、博物館に来られていなかった人が足を向けていただいている。
      課題として、次年度は企画展数を減らすため、パスポートを更新される方がどれだけいるかが
      心配である。
   ・「戦略と戦術は3年間はこれでいきます」と言い切られてしまうと、意見の言いようがない。3年
    したら固定したイメージが定着する。さまざまな意見に耳を傾けて、検討してもよいのではない
    か。本当に来館される方のことを考えるのなら、“検討”は必要。
     →3年間、戦略と戦術を一切変えないというものではない。修正が必要な事項や新しい戦略や戦
      術があれば、検討する。戦略や戦術に関しては、これまでに打ち出されたビジョンに対する評
      価なので、3年間は取り組む予定である。遠方の方への情報発信をして遠方の方の来館を促す
      ことや、博物館としての枠を超えるということを意識して事業を進めている。今年度も当初
      は、ナイトミュージアムの実施を考えていたが、業務の現状から、今年度については取りやめ
      ることにした。
5 会議の公開・非公開
  会議は公開で行いました。傍聴者は6名でした。


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ファクス番号:059-229-8310 
メールアドレス:MieMu@pref.mie.lg.jp 

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