1 日時 平成26年9月18日(木曜日)14時から16時まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、岸葉子委員、佐藤ゆかり委員、高倉一紀委員、高屋充子委員、
藤田千佐委員、前田憲司委員、米倉正志委員
4 内容
(1) 図書館長挨拶
(2) 会長・副会長の選出
(3) 平成26年度アクションプログラムとその進捗について
(主な意見など)
・ 市町立図書館や学校図書館からのリクエストについて、リクエストされた件数や資料の内容も紹
介してほしい。積極的に活用されているかを見るためでもあり、県立図書館にどのような役割を期
待されているのかも分かる。
・ ボランティアとはあくまで「協働」であるのが大事であることはもちろん、さらにボランティア
のスキルアップのための力添えも大事である。実践的な研修とともに、図書館職員が講師となり、
図書館の存在意義について理解していただくための機会も設けてほしい。ボランティアは、本当の
意味で図書館の応援団になってもらえる。育てていくという視点も必要である。
・ 県のいろいろな部局との連携について、ただの連携にとどまらず、県の職員の図書館を見る目が
変わるとか、図書館が近い存在になるような形で連携してほしい。
・ リクエスト制度を見直したことも入館者数などの減少につながっているのかもしれないが、市町
立図書館のリクエストに応えていることで市町立図書館の貸出が増えるので、市町立図書館まで含
めた県全体での分析ができるとよいのではないか。
・ 経年的な変化を見ることは必要だが、こういう図書館になりたいということがあっての評価であ
り、必ずしも入館者数と貸出冊数だけでは評価できないと思う。
・ 県立図書館から他の図書館にどれだけ貸出をしているか、またそういう本をきちんと所蔵してい
るかという点は、県内の図書館からの信頼感を測るうえで重要である。
・ 館内を案内するボランティアと案内される方とは人と人との関係である。“名物”と呼ばれるよ
うなボランティアの方がいて、うまく関係を作れるようになると、リピーターが増えたり、図書館
も楽しくなるのではないか。もちろん、図書館の職員も同じである。
・ 多文化サービスに関して、三重県には多くの外国人の方々がいるが、図書館にいる姿は見たこと
がない。外国人には、図書館の窓口に行くことさえも大変に感じるようなので、何とかそのハード
ルを下げられないだろうか。
・ 利用が困難である方々の中に高齢者がある。1年でも2年でも図書館につなぎとめてあげられる
方法はないだろうかと思う。図書館が高齢者の方にとっても居心地のいい空間となる必要があるの
ではないか。図書館が高齢者をどう受け入れていくかは今後大事な問題なので、県立図書館が一つ
のモデルを提示できるとよい。
・ 民間の場合、お客様が減ったらイベントをすることを考える。その際、イベントだけで帰ってし
まうことが多いが、気になるものがあればリピートされる。書店のPOPのように、ついでに借り
てみようかと思わせるような工夫・努力が必要ではないか。現状を見ていると書店を追いかけてい
る感じがするが、お客様に感想を書いてもらうなど、書店が追いかけたくなるようなことがあって
もよい。
・ 可能であれば、書架のライティングについて考えてほしい。それを見直すことによって図書館の
雰囲気が随分と変わる。
・ 県立高校との連携について、まずはアナログな部分から連携してみてはどうか。ティーンズコー
ナーと絡めて、高校の読書部や図書委員会と連携しながら、POPを作ってもらうなどしてもよ
い。学生のボランティアの方の協力も考えられる。
(4) 三重県立図書館改革実行計画「明日の県立図書館2」(仮)の策定について
(5) 「新しいみえの文化振興方針(仮称)」(答申)について
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は3名でした。