1 日時 平成27年10月7日(水) 14時から16時まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、坂倉加代子委員、高倉一紀委員、高屋充子委員、前田憲司委員、
佐藤ゆかり委員、藤田千佐委員、米倉正志委員
4 内容
【1】 図書館長挨拶
【2】 三重県立図書館改革実行計画「どこにも2つの図書館」について
【3】 「どこにも2つの図書館」の指標の設定について
【4】 平成27年度アクションプログラムとその進捗について
(1) 平成27年アクションプログラムについて
(2) 平成27年度9月度進行管理シートについて
(主なご意見など)
・ 資料のデジタル化について、新聞を毎日スキャナーで読み込んで保管しておき、必要なとき
にデータを読み込むことが可能なら、スペースの省略化ができるのではないか。
・ 記憶媒体が進化してデジタル化が進んでいくと、だんだん資料が読めなくなるので、やはり
現物を永年保存する方がいいという話を聞いた。
・ 昨年のナイトライブラリーは好評だったと聞くが、今回は前回と同じ人の参加申込もあるの
か。
・ 障がい者のことについて取り上げていたが、他の図書館も整備されているのだろうか。
・ 計画については大変すっきりしたように思う。2つの約束が明瞭になっている。これからは
、「県民の課題解決を支援します」というところの「課題」をどう捉え、どう解決していくの
かを職員がきちんと議論していくことがポイントだと思う。進行管理シートも着実に進んでい
ると感心している。ただ、ベースとなる蔵書計画について、2つの約束、3つの計画を踏まえ
てどうしていくのかがここでは見えない。蔵書計画を持ち、実行計画とどう連動させていくか
伺いたい。
・ この前の三重県の全国学力テストの結果が思わしくないと発表されたが、国語力を一番早く
つけるのは読書なのに、その辺りの押しがないと感じる。もっと学校、県教委、行政は力をい
れていくべきだと思う。それを後押しできるのは図書館だと思うので、それに絡めた「子ども
の国語力を上げる図書館の活用の仕方」のような企画を考えてはどうか。
・ 本を楽しんでほしいし、本と出会ってほしいという思いはあるが、学力をつけることを目的
として子どもと読書を結び付けると、かえって本嫌いにさせてしまうのではないか。学力をつ
けるために読書をさせる方向に持っていくのではなく、読書の大切さを訴えていくべきだと思
う。
・ 実行計画の冊子の図についての話だが、文化施設や行政機関という表現はわかりにくい。例
えば、文化センターのような文化施設というようにもっと具体的に表記する方がわかりやすく
なるのではないか。
・ いろんなことを解決するのに、業務として専門的にやっているところと連携していくことで
根が紡がれていく。そのような意味合いで表現されている。ただ、わかりやすい表記にしよう
として、何もかも手をつけると項目が増えていくと思われる。冒頭にも言ったが、あまり格好
よく書きすぎるとわかりにくくなる面もあるので、大きな目標を見失わないようにしながら進
めていかなけれなならない。毎月の会議で確認していくことが必要である。
・ 英語多読コーナーに大変驚いたので、詳しい話を聞きたい。とても面白いし、切り口がいい
。
・ 図書館員の相互交流について、大台町と鈴鹿市から派遣希望の申し出があったと書かれて
いるが、どんなことが期待されて、どんなキャリアを持っているのか教えてほしい。
・ 図書館未設置自治体への支援について、大紀町で講座を行って本の貸出をしているというこ
とだが、講座にはどのくらいの参加者がいたのか。
・ 未設置自治体での出張図書館や講座などは最初からたくさんの人が来るわけではなく地味な
活動だが、いつか実を結ぶこともあるのだから、ぜひ継続をしてほしい。
5 平成27年度年間スケジュールについて
6 委員からのご意見、ご提案等
・ 以前、「学校に行きたくないなら図書館へいらっしゃい」という鎌倉市立図書館のことが
話題になった時期があったが、それについて職員の中でどのような議論がなされたのか興味を
持った。図書館が中高生だけでなく、リストラされた人やリタイアした人たちにとって居場所
としてどうなっているのかが気になるところである。
・ 児童サービスというのは、本を知ることと同時に子どもを知ることが必要である。県立図書
館で一人ひとりの子どもを支援するのは大変難しいことである。そこで、市町立図書館にもっ
と頑張ってほしいし、県立図書館に市町立図書館をサポートしていってほしい。今や図書館は
滞在型になろうとしている。物理的スペースの問題があるので、なかなか実現は難しいが、い
ろいろ工夫して子どもだけに限らず、リタイアした人も含めて居場所を作ってほしい。
7 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。