1 日時 平成28年3月4日(金) 14時から16時まで
2 会場 三重県立図書館読書振興室
3 出席委員 井村正勝委員、坂倉加代子委員、高倉一紀委員、高屋充子委員、前田憲司委員、
佐藤ゆかり委員、米倉正志委員)
4 内容
【1】 図書館長挨拶
【2】 平成27年度アクションプログラムの進捗について
(1)平成27年度2月分進行管理シートについて
(2)進捗に関する意見
・ ナイトライブラリーのグランプリ受賞を励みにさらに頑張ってほしい。ナイトライブラリー
は県立図書館では2回目だが、最近、市町立図書館でもナイトライブラリーに取組むなどの波
及が見られる。伊賀市の図書館でも取組まれており反響が大きい。伊勢市の図書館もナイトラ
イブラリーのような取組をしようとしている。このように、県立図書館が新しい地平を開拓し
ていくことは大事で、県立のノウハウを市町立図書館へPRしてほしい。
・ 市町立図書館の選書の調査について近々実施するということだが、ぜひ市町立図書館の切実
な希望を吸い上げてほしい。また、調査方法としてアンケートを行うということだが、現在作
成中のアンケート調査項目は次回の協議会で報告してほしい。さらにアンケート結果について
も報告してほしい。
・ 資料所蔵の棲み分けについてどのように考えているのか。市町立図書館に委ねる部分と県立
図書館の責任のもとに集める部分を明確にするのか、そうでないのか。棲み分けはともすれば
マイナスの結果を生み出すこともあるので、十分に考えた上で結果を上手く活用してほしい。
・ 収集方針と蔵書方針は1つのものなのか、別ものなのか。
・ 収集方針は公にされており、図書館の蔵書構成を担うものであるし、守るべきものである。
資料は原則として除籍しないが、物理的に永久保存するのは不可能である。地域資料などはデ
ジタル化やその他の方策を講じて可能な限り残していく努力をしなければならない。また、県
立図書館はウィーデング(不要資料選択)を行い、保存図書館としての機能を重視しなければ
ならない。まだ、蔵書方針は策定されていないが、収集方針に則って有効な蔵書構成を考えて
いくことそのものが蔵書計画と言える。
・ 資料所蔵の棲み分けとは、各市町立図書館が特色を持った蔵書構成をした上で、県立図書館
が主となって考えていくことではないか。
・ 来年度から障害者差別解消法が施行されるが、これにどう対応していくのか。
・ 三重県立図書館を単独で案内する道路標識がなく、総合文化センターの一部として案内した
ものとなっている。他県から来た人は三重県立図書館がどこにあるかわからないのではないか
。総合文化センターとは別に、三重県立図書館の位置を明確に示すサインを出した方がいい。
・ 障害者差別解消法の対応として、閲覧室の検索用パソコンのキーボードを大きなボタンにし
たり、足で使えるキーボードのようなものを置くというが、これらの存在がよくわかるように
案内を示すといい。県民の意識も変わってくるのではないか。
・ 障害者手帳を交付する際に渡す案内パンフレットにDAISY(視覚障害者向けのデジタル
録音図書)の紹介を1文入れてはどうか。図書館として障害者サービスをアピールすることが
必要である。
・ 資料のデジタル化を進めるにあたって、博物館・県史編さん班・国立国会図書館等と連携し
て重複を避けるようにしてほしい。活用について、三重県立図書館のデジタル化が著作権保護
期間内まで進んだ場合、その資料が他の機関で閲覧できるようなシステムを構築してほしい。
・ 特殊資料のデジタルアーカイブについてはどのように考えているのか。また、デジタル化推
進との兼ね合いはどうなのか。
【3】 平成28年度アクションプログラム(案)について
(主なご意見など)
・ 配布資料に「資料収集の検討」と記述されているが、現在の資料収集をベースとしながらア
ンケートをとって再調整するため「資料収集の再検討」とすべきである。若しくは、アンケー
ト結果を受けた「蔵書構成の検討」とすべきである。
・ 学校用貸出セットを作るなら、市町立図書館との棲み分けを考えなければならない。むしろ
、学校用よりも財源の少ない学童保育をターゲットにしたり、地域の高齢者のための認知症カ
フェなどのための貸出セットを考えることも必要ではないか。学校だけでなく、他にも本を必
要とする場があることを知っておいてほしい。
・ 検討中になっている項目が多いが、何を検討しているかが見えにくい。行き詰ったときは、
協議会委員に相談していくといい。
【4】 平成28年度当初予算(案)について
【5】 平成28年度年間スケジュール(案)について
【6】 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者はありません。