三重県立熊野古道センター条例に基づく三重県立熊野古道センター指定管理者選定委員会を、下記のとおり開催しました。
記
1 日時 令和元年9月26日(木)13時から17時15分まで
2 場所 三重県尾鷲庁舎4階401会議室(荷坂ルーム)
三重県尾鷲市坂場西町1番1号
3 出席者 櫻井治男委員長、安井広伸委員、大西かおり委員、野田隆代委員、筒井喜代美委員
(5名全員出席、三重県立熊野古道センター指定管理者選定委員会規則第3条
第2項の要件(委員の過半数の出席)を充足しており会議成立)
4 議事概要等
三重県立熊野古道センターの指定管理候補者選定にかかる最終審査を行いました。
(1)審査結果
指定申請書の提出があった2団体について審査した結果は次のとおりです。
(1位)申請団体名:特定非営利活動法人熊野古道自然・歴史・文化ネットワーク
審査結果 :385.5点(委員の配点合計500点満点)
(2位)申請団体名:NPO法人ECCOM
審査結果 :382.9点(委員の配点合計500点満点)
(2)指定管理候補者の選定
選定委員会において厳正な審査を行った結果、以下の理由により、特定非営利活動法人熊野古道自
然・歴史・文化ネットワークが指定管理候補者として相応しいと判断しました。
・ 熊野古道が世界遺産である意味を十分理解し、熊野古道に関わる自然、歴史、文化、地域の生活など
が今に引き継がれている意義やその精神的役割を考慮したうえで、諸事業を行うことができる提案であ
ること。
・ 観光客だけでなく、研究者やガイド等の専門知識を必要とする人々にも正しい知識を提供することが
でき、また、様々な情報が集積する場所としての役割を果たすことができる提案であること。
・ これまで安定的に運営を継続してきたことや、地域内外との交流を進めてきた実績があり、今後も多
くの他施設・他団体との連携・協力が得られ、成果を上げ続ける可能性が高い提案であること。
なお、以下の点に課題があると考えますので、注力するよう期待します。
・ 新たなことヘチャレンジする心がけや、今までとは異なる発想に必ずしも力強さが見られないので
、学術的事業のみならず蓄積されてきた成果の社会還元への現代的応用に留意し、幅広い視野を持ち、
新たな指定管理者として、デジタル化への対応も含めた新しい分野にも目を向けて運営に取り組む
こと。
・ 人材の育成が課題であるので、次代のセンターとその活動を支え、担う多彩な人材の育成への配慮を
継続すること。
5 選定委員会の公開・非公開について
今回の会議は非公開で行いました。
6 非公開の理由
三重県情報公開条例第7条第3号及び第5号の規定に該当するため。
申請内容には、公開できないノウハウや個人情報等に関する情報が含まれており、公開されることで申
請団体の正当な利益が害される可能性があります。
また、会議を全面的に公開すると、率直な意見の交換や意思決定の中立性が不当に損なわれるなど、委
員会の運営上、当該会議の公正又は円滑な運営に支障が出る可能性があるため非公開としました。