平成27年度第1回三重県総合博物館協議会 議事要旨
1 日時 平成27年7月31日(金曜日)14時から17時まで
2 会場 三重県総合博物館 3階 レクチャールーム
3 出席委員 阿部和久委員、岡野友彦委員、岸本多万重委員、齋藤彰一委員、角川咲江委員、田部眞樹子委員、中尾正己委員、中村忠明委員、西岡慶子委員、樋口巧委員、山下治子委員、山田康彦委員
(欠席)衛紀生委員、大西かおり委員、福島幸宏委員
(総合博物館)
布谷館長、松井副館長、経営企画課 杉谷課長、広報・利用者サービス課 天野課長、展示・資料情報課 岸田課長、経営企画課 北村主査
4 内容
■報告事項
(1)平成26年度の三重県総合博物館の活動と運営
1)前回の協議会でご指摘いただいた課題
2)入館者・展示観覧者・企業連携・広報の状況の概要
3)展示アンケート結果概要
〔質疑・意見〕
・開館初年度の決算はどうなっているのか。行政のスケジュールでは9月頃になると思われる。MieMu
だけでも先にできないのか。
・子ども向けに、MieMuでしかできない体験活動や体験展示を増やせないか。
・収蔵資料や本物を触ることができる体験ができないか。
・展示観覧者数について開館初年度は目標を上回ったが、通常、2年目は半減となる可能性があるので、さ
まざまな取組が必要。
・文化交流ゾーン相互の連携がさらに必要。
■検討・協議事項
(1)平成27年度事業と入館者確保につながる取組
1)企画展の考え方と事業概要
2)企業連携と広報の取組
3)入館者の動向
〔質疑・意見〕
・企業の新人研修での利用もあるようだが、学芸員のレクチャー付きなどメニューがパッケージ化されてい
るのか。県外から赴任する職員が多いので、「三重県のことを知るにはMieMuに行くとよい」と話し
ている。
・先日、教員が事前に見学をしたが、「展示内容が子どもには難しいのではないか。」という意見が多かっ
た。ところが、今回提示があった展示観覧者のアンケート結果を見ると、子どもの満足度が高くなってい
る。
・子どもは感じたものをそのまま捉えて書く。大人が思うことと違うことも多く、大人が良かれと思って
やったこととのギャップもあるので、中身を分析して知っておくことは良いと思う。
・コーポレーションデーについて、企業が公共施設でこのような取組ができるのはいいチャンスで、社会貢
献にもつながる。
・企業パートナーシップについて、Aコースは1年更新であり、毎年減っていくことが予想されるので、目
標を立てて絶え間なく営業活動をしてほしい。
・広報について、現場の感覚として、館のフォローが大事である。知り合いの記者に一声かける、というの
が効く。
・記者は1~2年で異動するので、定例的に記者を招待したり懇談の場を持って記者と親密な関係を築いて
はどうか。
・企業との連携展示では連携企業の店舗にポスターを貼ってもらうなど、共催者とともに広報に取り組んで
ほしい。
・年間の入館者目標を立て、その実現に向けた事業と予算を立て、重要な展示に重点的に使うといったメリ
ハリをつけて取り組んでほしい。
・春休みに企画展がないのは勿体ない。
(2)平成26年度評価結果と今後の改善視点
〔質疑・意見〕
・評価結果をみて1年目として合格だと思う。
・現在、評価項目として挙がっていない点をどう考えていくかという課題がある。
・平成26年度の評価結果として、人員体制と事業とのバランスの課題があったわけだが、反映は28年度
からとなる。
・博物館の重要な役割の一つとして、研究活動がある。開館初年度は来館者対応等が忙しく、あまり注力で
きなかったようであるが、博物館本来の役割でもあり、がんばってほしい。
・金銭に換えられない無形のものを得られるのがボランティアである。MieMuのボランティアに参加す
ることが誇りと感じてもらえるようになると良い。
(3)第2期(平成29年度から)戦略目標の策定スケジュール
(4)その他博物館活動に対するご意見等
〔質疑・意見〕
・伊勢志摩サミットが開催されることになり、三重が世界的に注目される。外国語対応など、外国人をター
ゲットとした取組や世界へのアピールという視点が必要となってくる。
■その他
平成27年度第2回の開催日程確認について
日時:平成28年3月11日(金)14時~17時
場所:三重県総合博物館 3階 レクチャールーム
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は9名でした。