1 日時
平成30年7月25日(水曜日)13時30分から16時まで
2 会場
三重県総合博物館 3階 レクチャールーム
3 出席委員
石川保典委員、岩﨑奈緒子委員、大西かおり委員、岡野友彦委員、川岡加寿子委員、齋藤彰一委員、
須田俊明委員、染川香澄委員、中尾正己委員、中村忠明委員、西岡慶子委員、山下治子委員、
山田康彦委員
(総合博物館)
大野館長、寺本副館長、経営戦略広報課 小川課長、調査・資料情報課 天野課長、展示・交流事業課
瀧川課長、経営戦略広報課 山口主幹
4 内容
■報告事項
(1)三重県総合博物館の活動と運営
1)前回の協議でご指摘いただいた課題への対応状況
2)入館者・展示観覧者の概要およびアンケート結果
3)企画展の開催結果
4)交流創造活動事業・利用者組織・企業連携・調査研究事業・収集保存事業
5)公文書館機能
6)平成30年度予算について
7)平成29年度内部評価結果
■協議事項
(1)三重県総合博物館の運営について
■意 見
【報告事項】
(1)調査研究について
・調査研究の充実を図るための事業削減は、英断だと思う。調査研究は成果に時間がかかるものなので、
焦らずじっくりと取組を進めて欲しい。
・資料の活用については、資料の貸し出しも価値のあることだと思う。また、収蔵品の掲載許可について
の情報も博物館活動の評価に必要である。
(2)レファレンス活動について
・地域の博物館にとって、レファレンス業務はとても大切だと思う。入館者数も大切だが、レファレンス
業務について、うまく評価できる仕組みがないか考えており、ミエムの取組がモデルになればと思う。
(3)学校連携について
・子どもたちは知的好奇心の塊。博物館を利用するとき児童生徒が事前学習を行うことで学習の効果が高
まる。ワークシートも改善してもらい、ホームページにも掲載してもらったことで事前学習でも使いや
すくなった。
(4)企画展示について
・企画展ごとの特徴を把握し、館の使命に即した取組ができたか検証する必要がある。
【協議事項】
(1)開館時間の変更について
・開館時間を短縮することには賛成。短縮した時間について、単純に調査研究に取り組むだけではなく、
ナイトミュージアムを実施するなど、ファンをつかむ取組をしてはどうか。
・開館時間を短縮するのはよいが、夏期やコーポレーション・デーなど開館時間の弾力的な運営を考えて
ほしい。固定観念で17時までとせず、新たな工夫を検討する必要がある。開館にかかる経費の面も
説明していくことが必要ではないか。
・時間短縮が課題解決に対して即効性があるのは分かるが、市民が仕事終わりに研究するなど集まれる
ような取組があってもよいと思う。
(2)経営について
・目標値の立て方について、博物館は財政、経理、予算の考え方が遅れている。事業の収支見込みや決算
については、より精度の高いものにしていく必要がある。企画展ごとの決算が必要ではないか。
(3)企画展示について
・企画展の質は良くなってきたと思う。内容も充実しているし、県民からの評価もあると思う。
・企画展「おもちゃ大好き!」は、三重のこと、収蔵品のことを考えて、三重でしかできないことを表現
してほしい。そうした取組を通じて三重への愛着が生まれると思う。
・フリーWiFiやアプリ、VRなど観光地で当たり前の取組を出来るようにしてほしい。新しいものに
投資していく必要がある。
(4)広報活動について
・観覧動機につながった広報媒体でポスター・チラシが多数を占めるのは時代遅れで、インスタなど
SNSの拡散力を利用するべき。
・三重県を扱っている番組が増えているように思う。三重テラスでの広報も、一時的なものにせず、
年1回実施するなど全国的にPRする機会が必要ではないか。県外でのPRの機会を設けるべき
(5)調査研究について
・研究者のための研究でなく、県民に向けて分かりやすく発信する工夫などが必要である。
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は2名でした。