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令和04年09月04日

令和4年度第1回三重県総合博物館協議会の開催結果

1 日時 
  令和4年7月12日(火)13時30分~15時30分

2 会場 
  三重県総合博物館 3階レクチャールーム

3 出席委員
(レクチャールーム)大西、岡崎、北村、小林(秀)、小林(由)、駒田、染川、髙井、中島、浜辺、
          山田、吉岡
(オンライン)安西、岩﨑
(欠席)萩

4 概要
・会長・副会長の選任
 会長に山田委員、副会長に大西委員を選任
・評価部会委員の選任
 岩﨑委員、北村委員、髙井委員の3名を選任
・報告事項
(博物館の運営について)
・収入全体における県費の割合が90%を超えており、高すぎるのではないか。事業費と自己収入の
 割合は、博物館によって異なるが、いわゆるデッドラインを設定して運用するべきではないか。
・現状について他館の経年変化を比較して、何が特徴で、何が弱いかを分析する。弱くても仕方がない
 部分はあるので取捨選択し、強いところはうんと伸ばせばいいと思う。
(博物館の活動について)
・それぞれの取組のターゲットが誰なのかを明らかにするべきだと思う。想定されたターゲットにきちんと
 情報が届くことが、大事だと思う。
・ネットでいろんな情報に接することができる世の中で、リアルな空間に足を運んでもらうことの意味を
 考え、VRやARも活用して、より没入感や体験感をどう演出していくのかが、大切になってくる。
・三重の魅力を自分の街で感じられるような人づくりが大切ではないか。地域の若手研究者などを育成
 して、子供たちにしっかりと発信していく取組もひとつの柱にしてほしい。
(収蔵庫について)
・次の10年に向けて、収蔵庫増築は増築プランがあるかないかで、予算の議論も変わってくると思う。
 収蔵庫増築は、今後10年の課題に入れ続けてほしい。
(基本展示について)
・何度も来たくなるような、将来の来館者を育てる視点をもっと持ってほしい。また、県民だけでなく、
 他県の方から見ても三重の魅力に触れてみたいと思ってもらう、情報発信の場所になってほしい。
・基本展示について、(動画等で)一生懸命解説しており、すごく良くなったと思うが、あまり広がって
 いないから、変わってないという評価になってしまう。もうちょっと上手にPRすることが必要である。
(集客の拡大に向けた取り組みについて)
・福井県ではふるさと納税すると「ふるさとパスポート(県立博物館の年間無料共通パスポート)」が
 送られてきて、行きたい気持ちにさせてくれる。このような県一丸となった応援体制が大切である。
・社員に三重県の歴史などについて聞いてもあまり知らない。すごくいいものがあるのに、もったいない。
 若い人たちに教育していかないと、その次の世代も駄目になってしまう。
・人口が減少していく中で、子どもと同じように、まだここに来られていない方に対してのアプローチに
 ついても、検討を深めていく必要があるのではないか。
・今、時代に合うのは予約システムで、イベントはガイドツアーが一番人気になってきている。ツアーが
 組めて、予約ができる仕掛けと仕組み作りが、必須になってきている。
・学校でチラシをもらった時に、博物館以外にもうひと押しあると行きやすい。博物館だけでなく、
 総合文化センターと一緒に行けると、たくさん来ていただけると思う。
(子供たちに対して)
・教科書の「昔の道具」に対応した展示を毎年していただいているが、先生たちが少し難しいという感想を
 もっている。子供が行けば、間違いなく親もついてくるので、将来を担う子どもに来てほしいと思う。
・MieMuのこども体験展示室は、多分全国的にみても、ここしかやっていない。他と比較しても、
 圧倒的にできているので、それが議論に出るということは、PRが下手ということ。
 もっとPRしたほうがいい。
・こども体験展示室の運営は大変だと思うが、とてもいい展示室だと思う。子供たちも、こども体験展示室
 があるからMieMuに行こうという動機付けになっている。コロナ禍で利用制限があるが、今後も
 続けてほしい。
・オンライン講座は、学校に行きづらい子にもいいと思う。学校以外の学習の場であってほしいと思う。
(調査研究について)
・研究活動を進めていくうえで、学芸員の活動を支える体制が、時間に加えて、予算面も検討して支えて
 いただけたら、調査研究が進むのではないかと思う。
(博物館法の改正について)
・博物館法が、本年4月に改正され、来年4月に施行となる。連携と地域資源を活用した観光が明記される
 等、全国的に大きい影響が出てくると想定されるが、館内ではどのような議論が行われているのか。
・博物館法改正は、かなり大きな転換点で、全体としては経営の視点を重視するようにというメッセージ、
 稼ぐということが結構大きく求められる傾向が強まっていくことも想定しておいた方がいいと思う。
・今回の法改正で、観光や地域づくり、まちづくりとの関係で入ってきたが、MieMuは改正以前から、
 地域づくり、人づくりをミッションとして掲げている。MieMuはコーポレーションデーの開催等、
 企業とも広く連携しているので、これまでの活動に後から法律がついてきたと思っておけばいい。
(県立館としての役割について)
・三重県内の地域の博物館との関わりについても考えてほしい。小さな博物館が収蔵資料を文化財として
 守って保存していけるように、三重県全体としての連携の視点を検討してもいいのではないかと思う。
 災害リスクも三重県はかなり高いので、自然災害を想定したネットワークの構築は重要だと思う。

5 会議の公開・非公開
  会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。


附属機関等会議概要

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総合博物館 〒514-0061 
津市一身田上津部田3060
電話番号:059-228-2283 
ファクス番号:059-229-8310 
メールアドレス:MieMu@pref.mie.lg.jp 

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