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令和05年04月12日

令和4年度第2回三重県総合博物館協議会の開催結果

1 日時
  令和5年3月7日(火)13時30分~15時30分

2 会場 
  三重県総合博物館 3階レクチャールーム

3 出席委員
(レクチャールーム)大西、北村、小林(秀)、小林(由)、駒田、髙井、中島、萩、浜辺、山田、吉岡
(オンライン)染川
(欠席)安西、岩﨑、岡﨑

4 発言概要
(展示について)
・展示は、来館者に問いかける工夫があると良いと思う。美術館では対話型鑑賞が主流になっていて、教え
 るより考えさせるということになっている。問いかけ方についても、より質の高いものにしてほしい。
・展示について、自分たちだけでなく、大学生など、若い感性を盛り込めるようにすることがよいのではな
 いか。知識の量だけでなく、切り口や視点の違いが面白いと思う。
・企画展では見やすさや伝えるための工夫について取り組んでいると感じた。クジラ展では三重大学との連
 携や博物館関係者との意見交換会などもやっていた。基本展示のソフト面については、企画展で培ったノ
 ウハウを試すだけでも成果が出るのではないかと思う。すぐには集客が大きな数にならなくとも、これま
 でのつながりを長く続ける工夫をすれば成果につながると思う。
・名所展で意見があった暗さや字の小ささについて、博物館では暗い方が雰囲気が出るとか、スポットライ
 トが当たっている方が集中できるとか都市伝説みたいな話があるが、明るい展示室には誇りを持ってもら
 いたい。文化財については照度に気を付けるのは当然だが、基本展示をベースにして来館者の意見を反映
 してほしい。親鸞展でもそうした点に気遣って反映してほしい。
・観覧者が自分から働きかける、見ようとする行動をどうにかして喚起できないか。クジラ展では三重大生
 がワークシートを企画していた。今後も同様の働きかけをしてほしい。テーマで大人向け・子ども向けと
 いうのをあまり決めつけずに企画してほしい。
・ミュージアムフィールドを活かし切れていない。このフィールド自体が基本展示のひとつ。鳥の企画展な
 どでも屋外の利用を入れてほしい。難しい展示も大事だが、親子連れにとって効果的な取り組みを。先日
 のお茶のイベントでは火を使ったが、それは屋外があるからこその強みだと思う。
(集客について)
・集客の拡大について、学芸員講座を社会人向けにも拡大するのはよいと思う。社員が三重のことを知らな
 いのはもったいないと思っている。こうした活動を普及していくのは賛成。職員の負担を考慮したうえで
 推進してほしい。
・月別観覧者動向について、コロナ前の2019年度と比較すると50%くらいまで戻ってきたというのが
 わかる。国立館についても調べてみたが、30~40%という中で非常によく戻っている。3月末までに
 目標に到達しそうにないのは残念だが、非常に健闘していると思う。
・観覧動機につながった広報媒体について、Webが伸びていないが、インスタを活用することは考えてい
 ないのか。
・集客については、大学を活用していくことは博学連携会議の中で具体的に検討していきたい。リカレント
 教育の推進を文科省が打ち出しているので、そういった面でも社会人教育など活用できると思う。
・観覧者を増やすには、新規の方に来ていただくこと、リピーターを増やすことの両方の側面がある。
 MieMuは開館から県費割合を減らす工夫をしてきた中でコーポレーション・デーなども生まれてきた。基
 本展示でリピーターを増やすノウハウは日本の博物館はまだ持っていないと思う。基本展示を基本にしな
 がら、年間パスポートや屋外の活用など、リピーターを増やす工夫を行い、新しい発見が常にあるように
 取り組んでほしい。
(行事・講演会等について)
・くらしの道具展について、昔の遊びを実際に体験できるようなことはあったか。屋外の活用はどうか。体
 験は非常に重要。手を使ったり、体験することによって記憶に残るので、子どもの事業については体験を
 重視してほしい。
・学校利用について、市町の博物館でなくここへ来る理由はなにか。逆に学芸員講座で一般の大人が少ない
 のも不思議。どっちを伸ばしていくべきなのか。
・リモートはコロナで飛躍的に進んだ。講演会なども全国から参加者を集めることができる。これはやって
 いかざるを得ないと思う。事業のやり方ももう少し柔軟にしてはどうか。
・学芸員が地域にでかけるというのは、遠回りなようで博物館に関心を持つ人を増やすことにつながると思
 う。
(調査研究等について)
・調査研究と資料収集について、十分に時間が取れなかったので、事業数を精査して確保に努めるとされて
 いる。これは多くの博物館でジレンマを抱えている。
・集客の議論に終始してしまうことがあるので、収集保存や調査研究について、もう少し詳しく資料に書い
 てもらってもいいのではないか。
・資料整理などをしていくうえでデジタル化は避けては通れない。ミュージアムパートナーやボランティア
 との関係が大切になってくると思う。人数が減少傾向のようだが、お互い助け合っていけるような関係を
 継続して築いてほしい。
(収支について)
・収支の構造について、同種の他館と比較したことは良いと思う。他館も参考にしながら、事業費も含めて
 目安を定めて今後も運営していただくのがいいと思う。
(今後の活動について)
・親鸞展は、高田本山が日本の歴史でどのような位置づけなのかなども含めてほしい。全体像を示して興味
 を引き出し、実際に高田本山にも足を運んでもらえるように工夫してほしい。
・「みえんしす」は最新の情報を伝えるのによい媒体なので、ぜひ多くの方に手に取ってもらえるようにし
 てほしい。

5 会議の公開・非公開
  会議は公開で行いました。傍聴者は1名でした。


附属機関等会議概要

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総合博物館 〒514-0061 
津市一身田上津部田3060
電話番号:059-228-2283 
ファクス番号:059-229-8310 
メールアドレス:MieMu@pref.mie.lg.jp 

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