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令和05年08月19日

令和5年度第1回三重県総合博物館協議会の開催結果

1 日時 
  2023年7月4日(火)13時30分~15時30分
2 会場 
  三重県総合博物館 3階レクチャールーム
3 出席委員
(レクチャールーム)岩﨑、岡﨑、大西、北村、小林(秀)、小林(由)、染川、髙井、中島、萩、浜辺、山田
(オンライン)安西
(欠席)駒田、吉岡
4 概要
(展示について)
・親鸞展でのキャプション作成は大変だったと思う。翻刻や現代語訳にも時間をかけられたと思うが、いくら文書の解説を頑張っても難しく、よいアクセスには繋がらないと思う。視点を変えて、アニメやイラストを使って、ごく簡単に説明していくような工夫をすることで、見やすさ、親しみやすさが変わってくるのではないか。
・親鸞展のような三重県らしい展示は、毎回新しいものを追いかけなくても、数年の単位で考えればよいのではないか。展示を見て高田本山専修寺へ行くと追体験できたので、そのようなデータともつなぎ合わせてはどうか。
・高田本山専修寺との連携について、宗教的な文化や芸術を博物館は、もう少し大きく扱ってもよいのではないか。
・国の方針でも、博物館と地域の文化財を残しているところが連携して、観光をもりあげようという動きになっている。地域連携をしやすくするような、宗教施設であることを乗り越えられるような論理を持っているとよいのではないか。
・最近の子どもたちは文字を読み取ることが苦手になってきており、文字がたくさん並んでいると、それだけで拒否してしまう。美術館などでは、子ども向け、大人向けのイヤホンガイドを取り入れており人気がある。外国由来の子どもたちも増えてきており、字を読むのが苦手な子どもにも有効だと思うので、検討していただければと思う。
・福井県恐竜博物館がリニューアルしたが、MieMuもデジタル化を駆使して動きを出せば面白いのではないか。
(広報について)
・広報媒体において、ポスターやチラシというアナログな媒体が観覧につながることに驚いている。また、webがあまり集客につながっていない。SNSも含めたwebでの集客作戦、戦術が重要になってくるのではないか。
・MieMuのwebを見ても、行きたいというような画面になっていない。良い取組をしているのに、非常にもったいないと思う。
・割引券の活用方法と費用対効果について、商業施設では非常に効果を発揮しており、プレゼント企画や学校行事協賛等でも、非常によく戻ってくる。
・近鉄との連携は、電車では中刷り広告、駅にはチラシが置いてあり、効果的だと思う。MieMuに来るまでのアクセスはハードルが高いので、交通機関での広報を継続してはどうか。
・観光する前に博物館に寄ることで、観光は全然意味の違ったものになる。歴史好きや子ども連れで博物館巡りをする人も多いので、博物館巡りのような仕掛けを三重県から発議するのも面白いのではないか。
・近くの総合文化センターの行事と連携した広報や行事を行うことは、小さな連携かもしれないが重要だと思う。
(次期戦略について)
・学芸員はいくら労力をかけて展覧会を企画しても、活字の論文を書かないと評価されない。学芸員の活動について、博物館なりの創造性のようなものがあるはずなので、そのような目線でもう一度見直していただき、指標を作っていただけると、MieMuだけでなく、博物館業界全体にとってプラスになるのではないか。
・SDGsとか特別支援学校との連携が評価にきちっと入っていた方がよい。
・具体的指標の中に質的な評価指標がないという印象をうけた。ロジックモデルで評価するうえで、質的な評価指標を入れることは難しいとは思うが、数的なものだけでは評価できないものがたくさんあるので、どうすれば組み込んでいけるかぜひ議論してほしい。
・魅力ある素材となる資料収集を行うとしているが、魅力のないものはスルーするのか。地域内から無くなっていく、廃棄されたらしまいというものを収集することで、地域を説明できる資料になるのではないか。
・デジタル技術等の活用について、今後五年間で今では想像もつかないほど進展していくのではないかと思うが、web以外の展開というのは考えていないのか。また、こども体験展示室の目標値は、今年度変更した目標値と異なるが、どのような考え方に基づくものか。
・SDGs、地域貢献、サステナビリティ、ダイバーシティなど、博物館の役割は多様化しているが、このような要素は既に全部入っている。今更変える必要はないが、新たに前文をつけて、現在の環境変化課題に対処した計画になっていることを示した方がよいのではないか。
・専門的な人材育成という使命も博物館にはあるのではないか。アマチュアの研究者を大切にすることは、資料を収集する上でも必要だと思うので、そのような動きも評価した方が良いのではないか。
・評価指標が元に戻った感じがする。計画はMieMuがどういう博物館がどのような博物館でありたいか、どこに向かって進んでいくのかが、行間から溢れている感じのものであってほしい。
・博物館は学芸員だけで成り立っているのではなく、事務方や学習交流連携の非正規雇用の方も大事で、皆が自分たちも博物館を支えていると思えるようなものであってほしい。
・MieMuの一つの特色として、企業との連携がある。各地の博物館や大学との連携も含めて発展させてほしい。企画展においても、総合博物館だからこそ、三重県であるということ以外に、もっと特色を出せないかと思っている。
5 会議の公開・非公開
  会議は公開で行いました。傍聴者は0名でした。


附属機関等会議概要

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総合博物館 〒514-0061 
津市一身田上津部田3060
電話番号:059-228-2283 
ファクス番号:059-229-8310 
メールアドレス:MieMu@pref.mie.lg.jp 

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