1 日時
2024年7月18日(木) 13時30分~15時30 分
2 会場
三重県総合博物館 3階レクチャールーム
3 出席委員
(レクチャールーム)岩﨑、北村、小林(由)、駒田、染川、浜辺、林、船越、吉岡、渡部
(オンライン)小林(秀)、瀧、松岡
(欠席)安西、中島
4 概要
(会長、副会長、評価部会委員選出)
会長 吉岡委員、副会長 浜辺委員
評価委部会委員 岩﨑委員(部会長)、北村委員(副部会長)、船越委員
(情報発信について)
・SNSについて、MieMuのXの情報はストレートな内容の情報が多いように感じた。民間企業が行っているような親しみを増やすやわらかい発信を行ってもいいのではないか。
・いろいろなことをやっても発信して知ってもらわないと意味がない。ポスターの力は強いので、近鉄の広告は続けてほしい。
(調査研究について)
・内部評価でも研究活動の停滞が見られ、成果公表のない学芸員が増加したとある。自治体の博物館にいるといろんな仕事があるのはわかるが、調査研究は博物館の基盤になる部分であり、学芸員の調査研究の時間を確保するように館全体の意識を変える必要がある。仕事のスクラップアンドビルドも必要ではないか。
(資料収集について)
・資料収集について、県内の市町の博物館は収蔵庫が満杯でその対策が無い状態で、収集をやめたところもある。奈良県でも知事と博物館が同一資料の考え方についてやり合いをしている。MieMu はまだ収集できる余地があるということだが、いずれ満杯になるので、今のうちから、収集方針があるといいのではないか。新博物館法でも収集方針が問われているので、誰もがわかる明確な方針を出してくれることを期待している。
・収蔵庫の話題が出たが、博物館を取り巻く状況が大きく変わってきた。博物館職員の発想も、これまでの常識から離れたことを考えないと、収蔵庫問題も解決できない。柔軟に取り組むことで、より良い博物館活動ができると思う。
(評価について)
・展覧会の新たな取組として、ニコニコ美術館の放送での視聴者数はかなり凄いことだと思う。こういう取組を拾い上げる指標が評価にないので、評価シートに限定せずに、新たな取り組みを行った場合などは、くみ上げられるようにできるとよい。
・評価は単年度だけではもったいないので、計画期間を通しての評価を残す必要があるのではないか。
・評価は数字で客観的に評価する必要はあるが、質的な評価も一方で必要ではないか。質としてどうであったかを評価することが必要で、「有意義だが人数は少なかった」ということもある。人数は少なくても、たった1人でも強いインパクトを与えることもある。薄く広くは改める必要があるのではないか。移動展示などは質的な再評価が必要だと思う。
・レファレンスの件数なども、評価の中に入れていければと思う。博物館が地域の方々に活用してもらっているという意味で重要で、現場の活動に沿った評価が必要だと思う。今後、質的な評価に移行していく時期に来ているのではないか。質をどう評価していくかということもこれからの課題であるが、丁寧に取り組まれるといい結果がでてくると思う。
(大学等との連携について)
・情報発信などは、三重大学や皇学館大学の学生のためにもなるので、学生を利用して作っていってもいいのではないか。
・時代は大きく変わってきており、今の若い人たちのことがわかっていない。MieMuを作る時に取り組んだティーンズプロジェクトのように、e モニターでMieMu が知られていないが、どのようにすればよいか、学生たちと一緒に考えるような場をつくることもよいかもしれない。
・MieMu は核が見えにくいので、行きたいという気分になれないのではないか。こども体験展示室も高田短大の学生と協働してはどうか。
5 会議の公開・非公開
会議は公開で行いました。傍聴者は0 名でした。