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令和05年03月17日

令和4年度第6回伊勢志摩地域高等学校活性化推進協議会を開催しました

1 日時  令和5年2月21日(火)19時00分から21時10分まで
2 場所  伊勢庁舎401会議室
3 概要 
  今年度の協議会での検討をふまえ、15年先をみすえた伊勢志摩地域の県立高校の学びと配置のあり方
 に関する考え方と、南伊勢高校南勢校舎を募集停止とすることを含めた令和6年度の学級減への対応の方
 向性について、協議会として意見集約し、県教育委員会への提言としました。

 <主な意見>
(今年度の「協議会のまとめ」案の記述について)
○ これまでの協議会で15年先をみすえて議論を重ねてきた、一定規模の普通科や専門学科の選択肢の維
 持、これまで培ってきた小規模校での学びの継承など、単なる統廃合ではなく、地域全体で高校の学びを
 大切にしていく考えが丁寧にまとめられている。
○ 「当協議会の考え方」のこれからの地域の高校生に大切にすべき学びの部分に、自己の将来を切り拓く
 力や自ら学び続ける力の育成などを追記すれば、当協議会で県立高等学校活性化計画をふまえながら議論
 してきた考え方をより分かりやすく示すことができるのではないか。

(令和6年度の南伊勢高校南勢校舎の募集停止について)
○ これまでの南勢校舎の入学状況と直近の2年間で連続2人程度という入学状況をふまえると、募集停止
 とすることはやむをえない。募集停止となったあとの在校生への教育環境の保障や、精神的な不安の解消
 など、しっかりとフォローすることが大切である。
○ 南伊勢町内から高校がなくなることや、高校の選択肢が減るのは残念ではあるものの、現状では募集停
 止は致し方なく、令和5年度入学生や保護者の意向を尊重しながら、募集停止後に南勢校舎に在籍する生
 徒の学びの支援をしてもらいたい。
○ 募集停止については、現状から考えると致し方ないことと思うが、様々な家庭事情の中で通学している
 状況を想像すると、個人的には判断することは難しい。
○ 募集停止の後、在籍生徒の学びをどう保障するかが大切である。これまで南勢校舎と度会校舎は個別に
 教育活動をすることが多かったが、これからは生徒や保護者の思いを大切にしながら、より一体感を持っ
 た高校とするために、様々な活動にどう取り組んでいけるのか検討していく必要がある。
○ 令和5年度に南勢校舎の全生徒数が10人程度となると見込まれる中、在校生の学びを保障しつつ令和6
 年度に募集停止とすることについては、今回の協議会のまとめに明記する必要がある。

(今後の当地域の高校の学びと配置のあり方について)
○ 学級減による高校の小規模化がさらに進む中、小規模の高校にとって今回のまとめの方向性を新たな挑
 戦の機会としていかなければならない。教員配置数が少なくなる中、教育の質が低下しないよう地域も高
 校の活性化を支援していくので、県としても何らかの支援をしてほしい。
○ ICTを活用した教育とメディアリテラシーに関する教育を進め、オンラインと対面の授業を組み合わ
 せて教育効果をあげることが大切である。
○ 生徒は、高校で多くの人々との出会いを求めている一方で、近くの高校に通いたいとも思っている。こ
 れから高校の統合が進む中において、そのニーズに応えるため、通信制課程の学びやICTの活用など
 様々な工夫が必要である。
○ 生徒の成長をふまえると、高校への進学の際に、より多くの仲間が集まり、社会が広がることが大切で
 あるため、高校は中学校より大きな規模となるほうがよい。
○ 15年先には社会の状況の変化等により、40人以下の学級が当たり前になるなど、教育を取り巻く環境
 が変わる可能性もある。その中で教育の質が高められる体制ができることが望ましい。
○ 以前と比べ地域の交通事情は改善してはいるものの、便数の少ない中での長時間の通学は大きな生徒の
 負担となる。伊勢志摩地域全体での公共交通ネットワークを念頭において、高校の配置を検討することが
 大切である。
○ 伊勢市内では小中学校でも統合が進んでいることをふまえると、高校においても統合は仕方がないので
 はないか。統合にあたっては、地域の生徒が地域を題材として豊かな学びができるようにしてもらいた
 い。
○ 今後、地域が持続的に活性化していくためには、子どもたちがこの地域に住み続けることや、一度地域
 を離れても戻ってくることが必要であるため、高校において、この協議会で議論されてきた伊勢志摩地域
 を学ぶ活動に取り組むべきである。

(今後の当協議会での協議について)
○ 今後の協議を進めていくにあたっては、学校個別ではなく地域全体を念頭において高校の学びについて
 協議していくことが必要である。
○ 現在の「県立高等学校活性化計画」が終了する令和8年度までが活性化のひとつの区切りであり、来年
 度以降の協議では、令和9年以降をみすえた協議をさらに深めていく必要がある。
○ 通信制・定時制やフリースクールなど、学びの多様化がますます進む中、これからはこれまでの考え方
 に収まらない高校が出現する可能性もある。今後は私立高校も含め、学びの多様化に対応する地域全体の
 高校の学びと配置のあり方をより柔軟に議論すべきである。
○ 15年後をみすえた地域の高校の学びと配置については、今後もこの協議会で継続的に検討していかな
 ければならない。しかも、その検討にはスピードが求められていることを認識する必要がある。
○ 当協議会で15年先をみすえた協議をしていくにあたっては、次世代を担う高校生をはじめ若い年代の
 意見を聞く機会も必要ではないか。
○ 学校の統廃合にかかわることは、少なくとも数年前から周知できるよう検討を進め、できるかぎり早く
 情報を公開していく必要がある。

(その他)
○ 令和5年度の前期入学者選抜の状況において、伊勢志摩地域の中学校卒業者数が前年度より増加してい
 るにもかかわらず、地域の県立高校への進学希望者数が減少していることの原因の一つには、コロナ禍で
 不登校となる中学生が増加傾向となり、定時制や通信制の高校を選択する比率が高くなっているからでは
 ないか。


附属機関等会議概要

関連資料

  • 事項書(PDF(100KB))
  • 配付資料(PDF(1MB))
  • 別冊資料(「協議会のまとめ(案)」当日資料)(PDF(1MB))
  • 「協議会のまとめ」確定版(PDF(2MB))

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育政策課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2951 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyosei@pref.mie.lg.jp 

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