1 日時 令和6年8月5日(月曜日)19時から21時06分まで
2 場所 御浜町役場 くろしおホール
3 概要
令和7年度に木本高校と紀南高校を統合して開校する熊野青藍高校について、両校の校長をリーダーとするワーキング会議における検討状況を報告し、学びや部活動のあり方などについて協議を行いました。
主な意見は次のとおりです。
≪熊野青藍高校の学びについて≫
※WL=熊野青藍高等学校ワーキングリーダー(木本高等学校長、紀南高等学校長)
○ 小中学校では、地域について学び、そのよさを伝えることができる子どもたちを育てようと取り組んでいる。熊野青藍高校においても、熊野の歴史や文化を学ぶ機会を設けることで、地域への愛着を形成し、将来地域で活躍する人材の育成をめざしてほしい。
○ 熊野には、豊かな自然や文化遺産など魅力がたくさんあるものの、世間に十分に伝わっていないと感じている。地域を題材として学ぶ「東紀州未来学」では、企業など外部の方とも連携し、イベントの実施や商品開発を通じて、地域の発展と魅力発信に取り組んでほしい。
○ 探究的な学びや「東紀州未来学」は、熊野青藍高校の大きな強みとなるはずだが、具体的な中身が伝わってこない。和歌山県の高校への進学を希望する中学生もいる中、学んだことが大学進学や就職など将来の進路にどのようにつながるのかも含め、子どもたちにもっとわかりやすく新校の魅力を伝えてほしい。
○ 木本高校には多くの大学からの指定校推薦があると思うが、熊野青藍高校へも引き継がれるのか。また、総合学科や紀南校舎も対象となるのか。
⇒(WL)木本高校と紀南高校にいただいている指定校推薦や求人については、基本的に熊野青藍高校へも引き継がれるものと考えている。対象となる学科や校舎は大学や企業側が定めることとなるが、できるだけ幅広い生徒が対象となるよう要望していきたい。
○ 不登校の子どもたちの増加に対しては、これまで木本高校の定時制が重要な役割を果たしてきた。熊野青藍高校の定時制は、通信制との連携も含め、どのような形になっていくのか。
⇒(WL)近年、木本高校定時制の在籍者数が増加しており、そのニーズの高まりを実感している。熊野青藍高校の定時制でもその役割をしっかりと引き継ぐとともに、松阪高校通信制との併修により3年間での卒業が可能であることもしっかりと発信していきたい。
○ 新宮高校と新翔高校の統合により令和8年4月に開校する和歌山県の新校は、全日制に普通科、学彩探究科、総合学科の3学科を設置し、総合学科の自立支援系コースや定時制、通信制も前面に出して、きめ細かな指導を希望する生徒のニーズにも応える「オールインワンの学校」として打ち出している。紀南地域唯一の高校となる熊野青藍高校についても、定時制も含めて幅広いニーズに応える高校として、中学生や保護者、地域住民へ分かりやすく情報発信してほしい。
⇒(WL)オープンスクール等において、各学科や校舎における学びの特色に加え、令和6年度から紀南高校で行っている通級指導を引き継いでいくことなどを、中学生や保護者にしっかりと説明していきたい。
≪部活動について≫
○ 部活動の合同活動について、部ごとに活動時間が異なると思うが、校舎間を移動するバスはどのように運行されるのか。また、バスの運行業務は誰が担うのか。
⇒(WL)行き帰りとも、各校舎発で1便ずつ運行できるよう予算要望中であり、帰りの紀南校舎発のバスは熊野市駅、木本校舎発のバスは阿田和駅経由として利便性を高める予定である。バスを利用する生徒は、そのバスの運行時間にあわせて活動することとなる。また、バスの運行については、教職員ではなく業者に委託する予定である。
≪入学者選抜について≫
○ 現在、紀南高校は、「保護者の転住を伴わない県外からの入学志願に関する要項」が定める「入学志願できる高等学校」の対象校となっているが、木本高校は対象となっていない。和歌山県立新宮高校が令和7年度から「学彩探究科」において全国募集を実施することもあるので、熊野青藍高校では、両校舎を対象として県外からの入学志願を可能としてほしい。
⇒(事務局)令和7年度については、引き続き紀南校舎において実施できるよう同要項の改定を行った。県外生徒の受入れは、生徒が互いによい影響を受けて成長でき、学校の活性化にもつながる一方で、県内生徒の進路選択への影響が考えられる場合もある。令和8年度以降の対応については、いただいた意見も参考にあらためて検討したい。