現在位置:
  1. トップページ >
  2. スポーツ・教育・文化 >
  3. 学校教育 >
  4. 高校教育 >
  5. 県立高等学校活性化 >
  6.  令和7年度第2回鈴鹿亀山地域高等学校活性化推進協議会を開催しました
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  教育委員会事務局  >
  3. 教育政策課
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
令和07年10月27日

令和7年度第2回鈴鹿亀山地域高等学校活性化推進協議会を開催しました

1 日時  令和7年9月9日(火曜日)19時から21時まで
2 場所  三重県鈴鹿庁舎 46会議室
3 概要
 15年先までの当地域の中学校卒業者数の減少の状況を見据えたこれまでの協議や、中学生と保護者へのアンケート結果をふまえながら、15年先に想定される高校の学びと配置のイメージおよび、令和10年度までに想定される当地域の県立高校の学級減への具体的な対応案について協議しました。
 主な意見は次のとおりです。

○ 地域の人手不足を解消するためにも、ぜひ工業科や商業科を設置してもらいたい。地域経済界としても、講師の派遣や設備の充実など何らかの支援をしていきたい。(内藤委員)
○ 当地域では、中学校卒業者数に対して県立高校の定員が少なく、地域外の高校へ進学している生徒が多い。中学校卒業者数の減少により学校数が減っていくのは致し方ないが、工業科の設置などの対応をすることなく、現在の進路状況を前提として、鈴鹿市内の5校が15年先に2校になるというのは厳しすぎる。(廣田委員)
○ 四日市市や津市の専門高校は、鈴鹿亀山地域の子どもたちを含め、広く地域経済を支える人材を育成する役割を果たしてきた。現状の中学生の進路状況を考えると、当地域に新たに工業科を設置するのは現実的ではない。(和田委員)
○ 生徒や保護者が高校を選択する上で、高校卒業後の進路も大きな要素となっている。四日市工業高校や津工業高校の実績が浸透しているのを覆すには、稲生高校のコースにしても、新しく工業科を設置するにしても、地域としてしっかりとPRをしていく必要がある。(辻井委員)
○ 15年先に3校に集約する前提として、今ある学科の魅力をさらに高めたり、当地域の産業に特化した工業科を設置したりするなど、他地域への流出を防ぐ方策を考える必要がある。また、交通の便を考えると、将来的にはもう少し広いエリアで学びと配置のあり方を考えていってもよいのではないか。(山本委員)
○ 保護者としては、卒業後の進路実現に向けた学校の支援のあり方も高校選択の判断材料になると思う。例えば、大学進学を希望する場合、指定校推薦の数や塾へ通う必要性なども考えて高校を選択している。(村田委員)
○ 当地域には県内でも特色のある専門学科や普通科のコースがある。今後、中学校卒業者数が急速に減少する中にあっても、一定の学校規模を保ちながら、こうした機能をより充実させながら維持することで、子どもたちから選ばれる学校をつくっていきたい。(水谷委員)
○ 飯野高校の応用デザイン科や英語コミュニケーション科は非常に特色があり、外国につながりのある生徒を含め県内全域から生徒が集まっている。地域での唯一の定時制課程とあわせて、これらの機能は何らかの形で維持していく必要がある。(和田委員)
○ 15年後も、外国につながりのある子どもや特別な支援を必要とする子どもなど多様な子どもたちが、高校卒業後の進路も含めて、安心して学べる教育環境を実現していくというイメージを打ち出す必要がある。例えば、一つの学校の中で、全日制に入学したとしても、状況に応じて定時制や通信制に切り替えることができるような、新しい発想の学校をつくることはできないか。(中原委員)
○ 子どもの人数は決まっているので、地域間で取り合うことによって共倒れになってはいけないと思うが、せっかく鈴鹿亀山地域で協議をしているので、当地域に新しい校舎、新しい学科をつくって多様な選択肢を保障し、子どもたちにとって魅力的な高校をつくりたい。(谷口委員)
○ 15年先の県立高校のイメージが、マイナスとなってはいけない。当協議会のまとめとしては、地域の高校の活性化に向けた気運を盛り上げていく、というメッセージとする必要があるのではないか。(廣田委員)
○ 高校授業料無償化を受けて、県立高校と私立高校の双方の魅力化を図るため、中学校卒業者数が減少する中で、県立高校ばかり定員を減らすのではなく、県が主導して私立高校の定員も抑制していくことはできないのか。(和田委員)
⇒(事務局)私立高校は各学校法人が設置しており、その定員については、直接県教育委員会や県の権限が及ぶ範囲ではないが、毎年の公私立高等学校協議会で、県全体の公立・私立の定員について協議を行っている。

<令和10年度までに想定される学級減に対する具体的な対応(案)について>
○ アンケート結果でも、子どもたちが高校を選択する際に重視する点として、部活動があげられており、通学時間をかけてでもその学校に通いたいという生徒も多い。時間はかかるかもしれないが、当地域に魅力ある部活動をつくるのも高校活性化の一つの方策ではないか。(中根委員)
○ 石薬師高校が募集停止となった場合、石薬師高校への進学を希望する子どもたちの代わりとなる進学先があるのか心配である。(市川(佳)委員)
○ 亀山市からは、伊賀市のあけぼの学園高校や石薬師高校へ一定数の生徒が進学している。両校とも令和10年度に募集停止とする案が示されているが、再編するのであれば、同校を希望していた子どもたちの進学先を保障するという意識を必ず持ってほしい。(中原委員)
○ 石薬師高校の募集停止案は寂しいが、15年先を見据えて、スケールメリットを大切にしながら、多様性を受け止めることができる高校をつくっていくという方向性を打ち出したほうが、教職員も迷いなく前向きに魅力化に取り組むことができる。(水谷委員)


附属機関等会議概要

関連資料

  • 事項書(PDF(198KB))
  • 第2回配付資料(PDF(4MB))

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育政策課 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2951 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyosei@pref.mie.lg.jp 

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000305029