1 日時 令和8年7月7日(火曜日)18時30分から20時40分まで
2 場所 県松阪庁舎 大会議室
3 概要
令和10~11年度に想定される合わせて5学級程度の学級減への具体的な対応について、今年度中に方向性をとりまとめることから、今後の学びと配置のあり方の方針や、15年先の学びと配置のイメージについて協議しました。
主な意見は次のとおりです。
(学びのあり方について)
〇 小学校段階から、自分の興味関心や将来の夢に応じて、具体的にこの高校に行きたいと考えている子どもたちも多い。松阪地域の高校には、多様な選択肢がバランスよく配置されており、こうした高校がなくならないようにしてほしい。(西川委員)
〇 地域で活躍する人材を育成するという方針は大切にしてほしい。子どもたち一人ひとりのニーズに対応した教育環境を提供するためには、規模縮小のデメリットを過小評価せず、規模確保のメリットを重視すべきではないか。(井村委員)
○ 生徒数の減少に伴い教職員数も減少することから、子どもたちに必要な学びを提供するためには、教職員をサポートする体制が重要ではないか。また、高校の将来像を検討するにあたり、国や県からガイドラインや方向性は示されているのか。(森本委員)
⇒(事務局)国からは、今年2月に「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)~2040年に向けたネクストハイスクール構想~」が示され大規模な予算が投入されることになっている。これらもふまえながら、本年度中に次期県立高等学校活性化計画を策定することとしている。
〇 小規模校に勤務した経験があるが、学級減により教員数が減ると学びのバリエーションが減ってしまい、子どもたちに必要な教育を提供することが難しくなる。大きな変革の時期を迎える中で、子どもたちが希望する学びがなくならないような配置を地域全体で考える必要がある。(柘植委員)
〇 国が掲げるネクストハイスクール構想と三重県がめざす姿を一致させ、生徒ファーストで協議を進めることが大切である。単に減るから集約するということではなく、各校が積み上げてきた機能をさらに磨きつつ、新たな価値を創造していくという発想で、松阪地域にどんな学校を創るのかを考えていきたい。
(鈴木委員)
〇 南勢地区から北・中勢地区へと人口が流出している現状をふまえ、国の高校教育改革も活用して、既存の枠組みにとらわれない新たな学びの拠点を南勢地区に創設するということをぜひ記載してほしい。
(中田委員)
(配置のあり方について)
○ 松阪地域では多くの生徒が地域外の高校へ進学している。基本的に地域の高校で学びたいという子どもたちが全員入学できるようにすべきであると考えるが、中学校卒業者数が1,811人(令和8年3月卒)であるのに対し、県立高校の定員は1,000人となっている。このことについてどのように捉えているのか、令和10~11年度の5学級減の根拠ともなるので説明してほしい。(中田委員)
⇒(事務局)私立高校への進学者のほか、定時制課程や通信制課程へ進学する生徒も一定数いることから、中学校卒業者数と県立高校(全日制)の定員には差が生じる。
〇 中学校3年生のほとんどが、当初は地元の高校への進学を希望しているものの、学力的な面から最終的に他地域の高校を選ぶ生徒も一定数いるという現状がある。子どもたちが高校進学を楽しみにしている中で、現在の中学校2年生は1学級減、中学校1年生は4学級減というのを、どのように示していくのかを考えなければならない。(尾﨑委員)
〇 入学者選抜をすることなく、全員が希望する高校へ入学できるようにすることはできないのか。
(高橋勝利委員)
⇒(事務局)一つの考え方ではあるが、選ばれない学校が生じる可能性もあるので、子どもたちの多様な希望が実現できるよう、バランスよく高校を配置する必要がある。
〇 「学びと配置のあり方の方針」に異論はないが、そうなると学校数の減少は避けられない。通学圏内にある津地域や伊勢志摩地域の高校を含めて、子どもたちが学校を選択している現状をふまえ、もっと広域で高校のあり方を議論する場も必要ではないか。(髙橋春生委員)
〇 地域の事業所は、地域の高校と一体となっていろいろな活動を行ってきた。高校生の活力は地域にとって不可欠であり、地域と高校のつながりについては、今後もしっかりと考えていく必要がある。
(高橋勝利委員)
〇 数の論理でいけば、生徒数の減少により再編が必要であることは理解できる。一方で、地域の県立高校それぞれが、一生懸命魅力づくりに取り組んでいることから、現場の教員の意見をしっかりと把握した上で検討を進めてもらいたい。(福岡委員)
〇 将来の学校数が前面に出ると、子どもたちや保護者はどの学校がなくなるのかと不安になるので、「現在の6校は3校程度に集約される」という表現はやめてほしい。子どもたちのニーズや社会状況をふまえて、集約する学校でどのような学びを実現するかを考えた上で学校数を決定していくという表現にしてはどうか。(中田委員)
(今後の協議の進め方について)
○ 学級減の中にあっても、子どもたちが夢を持てるような未来志向の視点で、次回改めて「15年先の学びと配置のイメージ(案)」を示してもらいたい。(水木会長)
⇒(事務局)昨年度までの協議や本日いただいたご意見を整理し、本年度とりまとめることとしている令和10~11年度に想定される学級減への対応と併せて、協議を進めるための具体案をお示ししたい。