三重県では、国土交通省、四日市市、鳥羽市及び四日市港管理組合と共催で、「世界津波の日」「津波防災の日」にあわせ11月3日に、下記のとおり総合防災訓練を実施します。
1 訓練基本方針
今年度の総合防災訓練は、国土交通省が「世界津波の日」(11月5日)を踏まえて開催する「大規模津波防災総合訓練」と同時開催します。
三重県としては、総合防災訓練のテーマである「住民参加」「関係機関の連携」「地域の災害特性」を踏まえつつ、コンビナートや離島対応も含めた応急対応を、中部地方整備局や関係機関等と一体的に実施します。
2 訓練概要
(1)日 時 平成30年11月3日(土)9時から12時の間
(2)場 所 メイン会場:四日市港霞ふ頭(四日市市霞二丁目)
サテライト会場:答志島(鳥羽市桃取町)
(3)主 催 国土交通省、三重県、四日市市、鳥羽市、四日市港管理組合
共 催 南海トラフ地震対策中部圏戦略会議
(4)想 定 南海トラフ地震(震源地は三重県南東沖、規模はM9.1)
(5)参加機関 国、地方公共団体、公共機関等121機関
3 訓練項目
(1)実動(※はサテライト会場でも実施します。)
ア 津波避難訓練(※)、避難所開設訓練(※)
イ 地震・津波情報伝達訓練
ウ 本部設置訓練(鳥羽市役所からの映像伝送訓練を含む)
エ 情報収集・伝達訓練
オ 救命・救出訓練、救助部隊輸送訓練(※)
カ 道路啓開訓練
キ 浸水対策訓練
ク 石油コンビナート関連訓練
ケ ライフライン復旧訓練
コ 航路啓開訓練
サ 物資輸送訓練(※)
(2)展示・啓発
ライフライン、通信、物流、建設、ボランティアなどの各分野
4 訓練中止要件
次のいずれか1つでも該当した場合は訓練を中止となります。
(1)津地方気象台が、三重県内に暴風、大雨、洪水、高潮等の警報を発表し、訓練を実施することに危険が伴
う等と判断した場合
(2)気象庁が中部管内の地域で震度5弱以上の地震情報を発表又は三重県内において震度4以上の地震情報を
発表した場合
(3)気象庁が中部地方整備局管内に津波注意報又は津波警報を発表した場合
(4)中部地方において全国瞬時警報システム(Jアラート)による緊急情報の伝達があった場合
(5)気象庁より、南海トラフ地震に関する情報(臨時)が発表された場合
(6)その他、台風が中部管内に接近している場合や、大規模災害の発生や大事故等により、実行委員長が訓練
を中止することが適当であると判断した場合
5 訓練の取材について
(1)訓練の取材は可能です。
(2)訓練の取材の際には、メイン会場に取材受付テントがありますのでそちらで受付をお願いします。
また、訓練参加者との識別のため、「自社腕章の着用」をお願いします。
6 その他
訓練開催場所、訓練の内容等詳細についてはチラシ「大規模津波防災総合訓練チラシ」及び訓練ホームページ(http://www.tsunamibousai30.jp/)を参照願います。
7 参考
(1)「世界津波の日」とは
第70回国連総会本会議(平成27年12月22日)で、日本をはじめ142か国が共に提案し制定されまし
た。この日にあわせて、世界中で津波に関して防災意識を高める活動が行われています。
(2)「津波防災の日」とは
平成23年6月に、津波対策を総合的かつ効果的に推進することを目的とした「津波対策の推進に関する法律」が制定され、津波対策についての理解と関心を深めるために、11月5日を「津波防災の日」とすることが定められました。11月5日は、安政元年11月5日に発生した安政南海地震で、現在の和歌山県広川町を津波が襲った時、濱口梧陵が稲むらに火をつけて、村人を安全な場所に誘導したという実話にちなみます。この実話をもとにして作られた物語が「稲むらの火」です。