豊北漁港 TOYOKITA
種別:第2種 所在地:伊勢市東豊浜町・有滝町
漁港指定:昭和26年12月13日 管理者:伊勢市
沿革
本漁港は、伊勢市の北部、伊勢湾に注ぐ外城田川の河口に位置し左岸に有滝町の有滝、右岸に東豊浜町の土路、西条の三つの港区からなる広範な漁港である。この地区の漁業の歴史は古く、室町時代から伝わったといわれる帆船を使った底びき網の漁法『うたせ漁』が昭和30年頃まで続いていたが、今では動力漁船による小型機船底びき網漁業が主に営まれている。昭和30年代の動力漁船の増加、大型化でこれまでの堤防兼用の漁港施設では機能が発揮できず、局部改良事業により整備を進め漁港としての骨格を造るに至った。その後も基本施設の不足から漁港整備に対する気運が高まり、昭和63年度からの第8次計画により漁港改修事業として取り組み、第9次計画においては修築事業で一層安全性が高く機能的な施設の充実を図るため、物揚場、道路用地等を実施した。平成14~22年度の広域漁港整備事業では防波堤、浮桟橋、航路浚渫等の整備が行われた。平成25年度からは水産物供給基盤機能保全事業で物揚場、浮桟橋等の補修を行っている。