ハマグリ
ハマグリ
5~7月頃に産卵され、木曽三川河口域では1年目の冬には殻長2㎜前後になります。2年目は7月上旬に殻長4㎜前後のものは10月頃まで速やかに成長し、10月中旬には17㎜前後、11月中旬に20㎜前後になり冬季は砂中深く潜水して越冬します。8月を基準に満年齢を数えるなら、満1年貝は約15㎜、満2年貝は約33㎜、満3年貝は約45㎜、満4年貝は約57㎜となります。
桑名の焼きハマグリで有名な伊勢湾奥部のハマグリは、昭和40年代後半には1、000トンを越える漁獲がありましたが、昭和51年以降は数百トン台に低下し、平成3年以降は20トン未満となっています。
参考文献:
- (財)海洋生物環境研究所
1991.ハマグリ、沿岸至近域における海生生物の生態知見、貝類・甲殻類・ウニ編:221-244 - (社)日本水産資源保護協会
1985.ハマグリ、水産生物の生活史と生態:241-251 - 中尾尚之・大中澄美子・石川貴朗・原田増造・中島博司
1988.非干出域におけるハマグリの生理、生態、大規模砂泥域開発調査(豊前海域)昭和62年度調査報告書:91-120