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平成21年09月01日

平成20年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況

1.発表事項
  平成20年における三重県北勢地域の地盤沈下の状況について

2.発表内容
  平成20年における北勢地域の地盤沈下は僅かであり、近年の沈静化傾向に変化はありませんでした。
  また、同地域内の地下水位は、観測井戸において全般的に概ね上昇傾向にあります。

 ○地盤沈下の状況
  当県の北勢地域における地盤沈下の状況を把握するため、関係機関と協力し、年1回の水準測量を実施
 しています。
  平成20年の測量結果は次のとおりです。
  ・観測水準点                    125地点
  ・1cm以上の沈下水準点                0地点(平成19年は0地点)
  ・沈下を示した水準点                 67地点(全観測点の54%)
  ・年間最大沈下量                -0.65cm 木曽岬町源緑輪中
  ・過去5年間における累積沈下量の最大値     -2.43cm 桑名市多度町福永
  ・昭和36年~平成20年の累積沈下量の最大値 -158.1cm 桑名市長島町白鶏
  (ただし、桑名市長島町白鶏については、沈下は昭和60年以降沈静化しています。)
  北勢地域の地盤沈下は、昭和47年から昭和49年をピークに昭和59年まで年間1cm以上の沈下量
 を示す水準点が多数観測され、広範囲にわたり年間1cm以上の沈下域を形成しました。しかし、昭和6
 0年以降は異常渇水のあった平成6年を除いて地盤沈下は沈静化傾向にあります。

 ○地下水の状況
  当県では、地盤沈下と密接に関連のある地下水の状況を把握するため、関係機関と協力し観測井戸24
 箇所での地下水位について年間を通して観測しています。
  その結果、測定した24箇所の内20箇所で水位が上昇しています。また、当該年に下降を示した井戸
 についても、長期的に見れば水位は上昇傾向にあります。

3.今後の対応
  地盤沈下は沈静化傾向にありますが、当該地域は、異常渇水による一時的な地下水位低下でも沈下が拡
 大する軟弱な地質であることから、今後も水準点、地下水位の観測及び地下水揚水量の規制を行い、注意
 深く監視・観測を続けていく必要があります。さらに、東海三県にまたがる「濃尾平野地盤沈下防止等対
 策要綱(昭和60年4月26日地盤沈下防止等対策関係閣僚会議決定)」に基づき、関係機関と協力の
 上、広域的な対策を推進します。


関連資料

  • 表1~6 地盤沈下の観測状況(PDF(95KB))
  • 表7 沈下水準点及び沈下面積の経年変化(PDF(44KB))
  • 表8 地盤沈下面積(沈下域)の推移(PDF(46KB))
  • 表9 地下水位観測一覧表(PDF(58KB))
  • 図1 主な水準点の経年変化(PDF(69KB))
  • 図2 規制地域の揚水量と主な地点の地下水位の変化(PDF(55KB))
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本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 環境共生局 大気・水環境課 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2380 
ファクス番号:059-229-1016 
メールアドレス:mkankyo@pref.mie.lg.jp 

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