三重県立図書館は、東日本大震災の発生以降これまで、地震・津波・原発・ボランティア・節電コーナーの設置をはじめ、被災者や被災地の図書館へのサービス、募金箱の設置などの支援を行ってきました。しかし、現地の復興は長期化し、さまざまな支援が今後も必要になっています。
このたび三重県立図書館では、震災後初めて迎える夏休みシーズンの機会に、被災した東北地方のさまざまな情報を市町図書館と連携して広く県民の方々に提供することで、当地の文化、自然等に関心を持っていただくとともに、実際に観光やボランティア活動の目的で当地に赴くきっかけとしたいと考えています。
●復興支援月間について
1 名称 「東北を知ろう、東北へ行こう!」
2 期間 平成23年7月5日(火曜)から10月2日(日曜)
3 内容
資料の展示と配布、イベントにより、東北地方の文化、自然、歴史を紹介します。
■東北の地方紙が閲覧できます(期間限定)
期間中の7月から9月までの3ヵ月間、岩手県、宮城県、福島県の地元紙(岩手日報、河北新報、福島
民報)を提供します。現地からの報道により、地元のより詳しい状況を得ることができます。また、ふ
るさとを離れて三重県へ避難されてきた方にも懐かしく親しみをもってご覧いただければと思います。
■東北に関連する本をまとめて展示します
ふだんは図書館の別々の書棚にある本が1ヵ所にまとまります。展示コーナーを訪れると、東北の文
化、自然、風土、産業など、東北のあらゆることがわかります。もちろんお借りいただけます。
■ボランティアの活動状況、ボランティア活動への参加方法を紹介します
みえ災害ボランティア支援センターや、三重県男女共同参画・NPO室の提供する資料により、「みえ
発!ボラパック」のことや、現地での活動の様子を紹介します。ボランティア初心者の方も、図書館で
なら気軽に情報収集ができます。
■東北の観光地で楽しみたい人も応援します
震災から復興した地域、震災の影響が大きくなかった地域は観光客を迎え入れています。三重県観光連
盟の協力のもと、観光パンフレットを展示するなどして、東北地方の観光地情報を提供します。当地で
遊んで、食べて、飲んで、楽しむことも、東北支援に役立ちます。
■被災地を体験した人から生の声を伺います
写真家 石川直樹さんによるトークライブ「発災直後の現地に入って(仮題)」をみえ災害ボランティ
ア支援センターと連携して開催します。また、8月以降もイベントを開催する予定です。詳細が決まり
ましたらお知らせします。
開催日時: 7月18日(月曜・祝日)午後2時から4時(終了予定)
場所: 三重県生涯学習センター2階視聴覚室(三重県総合文化センター内)
■県内の市町立図書館等も参加します
お近くの市町立図書館や大学図書館でも東北の情報を得ることができます。
展示を行う図書館:
桑名市立中央図書館、長島輪中図書館、東員町立図書館、菰野町図書館、津市河芸図書館、
松阪市松阪図書館、多気町立多気図書館、多気町立勢和図書館、伊勢市立小俣図書館、
志摩市立図書館、志摩市立図書館志摩図書室、志摩市立磯部郷土資料館・磯部図書室、
伊賀市上野図書館、紀宝町立鵜殿図書館、三重中京大学図書館、皇學館大学附属図書館、
三重短期大学附属図書館
(展示の期間と内容は各館で異なります。また、参加図書館は今後も増える予定です。)