定員に達しました。たくさんのお申し込みありがとうございました。
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三重県立図書館では、東日本大震災から一年となる3月を、「東北を記憶する」月間と位置づけ、県民の皆さんに震災からの一年を改めて考えていただけるような取り組みを行っていきます。
今回、その取り組みの一つとして、映画「3.11 A Sense of Home Films」を県内で初めて上映するとともに、映画作家の河瀬直美監督と、この映画を奉納上映した奈良県吉野の金峯山寺(きんぷせんじ)から田中利典執行長(しぎょうちょう)をお招きしてシネマトークを開催します。
この映画は、河瀬監督が仙台の短編映画祭から映像の作成依頼を受けたことをきっかけに作られたものです。1973年に「ミツバチのささやき」でサン・セバスチャン国際映画祭のグランプリを受賞したスペインのビクトル・エリセ監督など、世界を代表する21人の映画作家が3分11秒の短編映像を提供しています。当日はまずお二人のトークにより、東日本大震災やこの映画についてお聞きし、そのあと映画の上映を行います。
震災から一年となるこの時期に、私たちにとっての「家」を考える機会になればと思います。
●シネマトークについて
1 名称 「東北を記憶する」月間シネマトーク 「家」という感覚
2 日時 平成24年3月10日(土曜日) 午後2時から4時まで(午後1時30分開場)
3 会場 三重県文化会館 レセプションルーム
(津市一身田上津部田1234 三重県総合文化センター内)
4 内容 ・対談
河瀬直美氏(映画作家)
田中利典氏(金峯山寺執行長)
・映画「3.11 A Sense of Home Films」上映
5 参加費 無料
6 定員 先着200名(申込制)
7 申込先 三重県立図書館「シネマトーク」係
電話 059-233-1181
ファックス 059-233-1191
電子メール mie-lib@library.pref.mie.jp
窓口 三重県立図書館カウンター
パソコン 三重県電子申請の申し込みフォームから
8 開催体制
主催 三重県立図書館
共催 みえ災害ボランティア支援センター
協力 特定非営利活動法人なら国際映画祭実行委員会
●出演者について
・河瀬直美(かわせ なおみ) ※“瀬”の字は旧字(右上が刀)です。
奈良市生まれ。大阪写真(現ビジュアルアーツ)専門学校映画科卒業。劇場映画デビュー作「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭新人監督賞を史上最年少受賞。その後、「火垂」「沙羅双樹」「垂乳女」などで映画祭での受賞を重ねる。「殯の森」で2007年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。2011年、新作「朱花の月」を発表。「なら国際映画祭」ではエグゼクティブディレクターを務める。
・田中利典(たなか りてん)
京都府生まれ。龍谷大学文学部卒業、叡山学院専修科卒業、金峯山寺教学部長を経て、2001年金峯山修験本宗宗務総長、金峯山寺執行長に就任。このほか全日本仏教会評議員、日本山岳修験学会評議員なども務める。著書に「修験道っておもしろい!」「吉野薫風抄-修験道に想う」(以上白馬社)、「はじめての修験道」(春秋社・共著)、「熊野 神と仏」(原書房・共著)ほか。