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平成26年07月08日

平成26年度 病害虫発生予察注意報第2号

次のとおり注意報を発表します。
1.対象作物:水稲
2.対象病害虫名:斑点米カメムシ類
3.発生地域:全域
4.発生時期:7月中旬~8月
5.発生量:多い
6.注意報発令の根拠
(1)巡回調査(6月第2週・158地点)における、畦畔イネ科雑草の20回振りすくい取り調査では、斑点米カメムシ類成幼虫数の発生地点率は68.4%(平年50.5%)、すくい取り虫数は4.3頭(平年2.8頭)と、平年よりも多い状況です。
(2)中山間を中心とした追加調査(7月2日)において、出穂前の水田内のすくい取り調査を行ったところ、過半数の調査地点でクモヘリカメムシ、ホソハリカメムシなどの侵入が確認されました。今後、出穂とともに、さらに水田内での発生量が増加することが予想されます。
(3)上記の調査では、ミナミアオカメムシの発生が県北中部を中心に確認されており、注意が必要です。
(4)予察灯(松阪市)への、6月第1半旬~第6半旬における誘殺数は、アカスジカスミカメ128頭(平年26.9頭)、アカヒゲホソミドリカスミカメ244頭(平年44.7頭)と、平年よりも多い状況です。
(5)1か月予報(7月3日・名古屋地方気象台発表)によると、期間の後半は平年と同様に晴れの日が多く、気温は平年並か高い予想であり、出穂期以降に斑点米カメムシ類の加害活動や増殖に好適な気象条件となる予想です。
7.防除上の注意事項
(1)昨年は斑点米カメムシ類が県内全域で多発しました。特に山沿いの地域では、斑点米による等級落ちや不稔籾が発生する被害がありましたので、斑点米カメムシ類の発生状況に注意してください。
(2)1回目の防除を液剤および粉剤で行う場合は、穂揃い期に散布しましょう。本年の出穂期はやや早い~平年並の予想ですので、生育状況を確認して、防除適期を逃さないようにしましょう。
(3)1回目の防除を粒剤で行う場合は、薬剤によって散布適期が異なるので注意しましょう。
(4)中山間など山沿いの地域は、1回目の防除の7~10日後に2回目の防除を実施しましょう。平坦地域においても、防除後に水田内での発生が確認された場合は、2回目の防除を行ってください。
(5)斑点米カメムシ類は移動性が高いため、無人ヘリによる液剤散布などの、広域一斉防除が効果的です。
(6)周囲よりも出穂の早い水田および遅い水田では、被害が集中するので防除を徹底しましょう。
(7)出穂直前および出穂後の草刈りは、斑点米カメムシ類を水田内へ追い込み、水田内での発生を助長するので避けましょう。やむを得ず出穂後に草刈りを行う場合は、水田の薬剤防除に合わせて実施しましょう。
 (注)
 発生予察情報には、「発生予報」、「警報」、「注意報」、「特殊報」があります。「注意報」は、下記のような場合に発表するものです。
警報を発表する程ではないが、重要な病害虫が多発生することが予想され、早めに防除したほうがよい場合に発表します

関連資料

  • 平成26年度 病害虫発生予察注意報第2号(PDF(155KB))
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本ページに関する問い合わせ先

三重県 病害虫防除所 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6365 
ファクス番号:0598-42-7568 
メールアドレス:byogai@pref.mie.lg.jp 

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