伊勢志摩サミットの開催に向けて、宿泊施設などの観光関連事業者における地震・津波対策を推進するため、「宿泊施設のための地震・津波避難対策マニュアル」と、「津波避難マップ」のひな型を作成しました。
各施設の状況に応じたマニュアルやマップを作成いただき、伊勢志摩サミットに備えることとしています。
1 概要
(1)「宿泊施設のための地震・津波避難対策マニュアル」
・宿泊事業者が記入して作成し、地震・津波が発生した際の避難誘導等に活用いただくものです。
・被害想定や、施設の安全性確保、従業員の訓練の実施状況等を確認しながら作成します。
※活用例:災害対応、従業員の教育、対策の進捗確認
(2)津波避難マップ
・宿泊施設ごとに作成し、お客様の迅速かつ確実な避難を支援するものです。
・避難路や目印となる写真を掲載し、土地勘のない観光客の避難を援助します。
・英語表記を付記することで、外国人観光客にもご利用いただけます。
※活用例:チェックイン時の配布、廊下や客室への掲示
2 今後の展開
伊勢志摩サミット開催までに、伊勢志摩地域の関係4市町(志摩市、伊勢市、鳥羽市、南伊勢町)との連携のもと、研修会や個別支援を行いながら、観光関連事業者の方々にマニュアルやマップの作成・活用を働きかけます。
伊勢志摩地域のみならず、県下全域の観光関連事業者にも作成・活用いただけるよう、普及を図ります。
3 公開
「マニュアル」及び「マップ」のひな型、ならびに、作成要領・手引きを、県のホームページにおいて公開します。
4 参考事項
今回発表した「宿泊施設のための地震・津波避難対策マニュアル」及び「津波避難マップ」の作成は、伊勢志摩地域の4市町とともに設置した「三重県伊勢志摩サミット県・市町災害対策会議」が推進する防災・減災対策の取組の一つとして実施しているものです。