ダイオキシン類対策特別措置法(以下「法」という)の規定に基づき、大気、水質、底質及び土壌におけるダイオキシン類の環境調査を毎年実施しています。
令和5年度に実施したダイオキシン類の環境調査について、県が法第26条の規定に基づき実施した常時監視の結果と国及び市町が法第27条の規定に基づき実施した調査測定の結果を併せて公表します。
1 結果の概要(表1:総括表)
(1)大気(表2参照)
22地点で測定を行い、全ての地点で環境基準値以下でした。
(2)水質(表3・表5・表7参照)
河川53地点、海域4地点及び地下水9地点で測定を行い、次の河川2地点で環境基準値を超過しまし
た。なお、環境基準値を超過した地点の周辺には、上水道の取水はありません。
【令和5年度環境基準値超過地点】(環境基準値 1 pg-TEQ/L)pgは10-12g(1兆分の1g)
笹笛川八木戸橋(明和町) :1.9 pg-TEQ/L【常時監視地点】
田中川汐見橋(津市) :2.0 pg-TEQ/L【津市測定】
(3)底質(表4・表6参照)
河川31地点、海域4地点で測定を行い、全ての地点で環境基準(150 pg-TEQ/ g 以下)値以下でし
た。
(4)土壌(表8参照)
11地点で測定を行い、全ての地点で環境基準(1,000 pg-TEQ/ g 以下)値以下でした。
2 今後の取組方針
法に基づき、県内の環境調査を実施し、状況把握を継続していきます。
※TEQ(毒性等量)
多種のダイオキシン類の毒性をまとめて評価するために、最も毒性が強いものを1として他のダイオキシン類の毒性の強さを換算し、総和したもの。