県では、県内の河川におけるPFASの状況を把握するため、令和6年度に続き、令和7年6月に同地点(20河川20地点)でPFOS及びPFOAの水質調査を実施しました。その結果は以下のとおりです。
なお、本調査は水質汚濁防止法の規定に基づき県が策定している公共用水域及び地下水の水質測定計画に定める調査として令和6年度から年2回実施しています。
1 調査結果
指針値(PFOSとPFOAの合算値で50ng/L)を超える地点はありませんでした。
2 今後の予定
次回の水質調査は現時点で令和7年12月に実施する予定です。
(参考)
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、泡消火薬剤やフッ素ポリマー加工助剤など、幅広い用途で使用されてきました。PFOS及びPFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、人の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについてはいまだ確定的な知見はありません。
(参考)過去の水質調査結果
令和6年6月分 https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0012500157.htm
令和6年12月分 https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0012500164.htm