三重県立図書館では、図書館の活動報告と併せ、三重の伝統を考えるセミナーを開催します。ゲストには、三重県において伝統を引き継ぎつつ、多方面でご活躍をされている和菓子職人と根付職人おふたりをお迎えし、伝統を継承するということ、その中にある大事なものとは何かについて、お話をしていただきます。
4月には「お伊勢さん菓子博2017」が伊勢市で開催されることで、三重の食文化への注目も高まっているなか、この会が、三重県の誇る伝統的な文化についてより深く知り、それらの持つ価値について改めて考える機会になればと思います。
1 概要
(1)日時 平成29年3月4日(土) 14時から16時まで(受付13時半から)
(2)場所 三重県総合文化センター 生涯学習棟2階 視聴覚室(三重県津市一身田上津部田1234)
(3)内容 14時 開会 三重県立図書館平成28年度報告
井村正勝氏(三重県立図書館協議会会長)
14時20分 基調スピーチ
中村伊英氏(桔梗屋織居 十八代目)
明日香氏(根付職人)
15時 パネルディスカッション
コーディネータ 前田憲司氏(芸能史研究家)
パネリスト 中村伊英氏、明日香氏
16時 閉会
(4)定員 先着130名(先着順・事前申込制)
(5)参加費 無料
2 申込先
下記の方法にて、入場を希望される方のお名前、電話番号をお知らせください。
三重県立図書館「セミナー」係
Web 図書館セミナーの申込フォーム
(パソコン)https://www.shinsei.pref.mie.lg.jp/uketsuke2/dform.do?acs=tosyokan
(携帯) https://www.shinsei.pref.mie.lg.jp/uketsuke2/iform.do?acs=tosyokan
(スマートフォン)
https://www.shinsei.pref.mie.lg.jp/uketsuke2/sform.do?acs=tosyokan
電話 059-233-1181
FAX 059-233-1191
Eメール mie-lib@library.pref.mie.jp
窓口 三重県立図書館カウンター
※受付時間:9時から19時まで
休館日:毎週月曜、特別整理期間(1月25日から2月1日まで)、月末(2月28日)
3 パネルディスカッション出演者プロフィール
中村伊英(なかむら・よしひで)
旧上野市生まれ。1600(慶長5)年創業の伊賀市の老舗和菓子店「桔梗屋織居(ききょうやおりい)」18代目店主。金沢の名店で和菓子作りを学んで帰郷。2003年に店を継いだ。饅頭や羊羹といった伝統的な菓子のほか、創作和菓子の開発にも積極的で、形にとらわれない個性豊かな職人を目指す。「和菓子の商いは街づくり」として、地域活性化にも積極的に取り組んでいる。
明日香(あすか)
岐阜県生まれ。根付職人。元日本放送協会(NHK)津放送局、名古屋放送局キャスター。NHK時代に様々な職人を取材し、伝統工芸の素晴らしさやそこに込められた思いに感銘を受けるとともに、このままでは後継者がおらず、多くの伝統工芸が失われてしまうと、NHKを退職。取材で出会った根付職人である中川忠峰氏に弟子入り。自ら職人となり、技を磨くとともに、伝統の素晴らしさを発信している。
前田憲司(まえだ・けんじ)
四日市市生まれ。企画編集者。芸能史研究家。「地域文化」と「芸能」をキーワードに、企画・編集・執筆・講演など多方面で活躍。地域文化の分野では、FM三重や朝日新聞などで番組や連載を持ち、芸能の分野では、『栄光のよしもと80年代漫才』『桂枝雀落語選集』などの著書・監修がある。皇學館大学非常勤講師、三重大学非常勤講師、文化庁芸術祭執行委員、三重県史執筆委員などを務める。
4 開催体制
主催 三重県立図書館
共催 三重県教育委員会、三重県生涯学習センター、第27回全国菓子大博覧会・三重 実行委員会