三重県総合博物館(MieMu)では、「好奇心と学び」「人とのつながり」「地域で育てる学びの力」という3つの観点から、めまぐるしく変化する時代にあって、未来を拓く学びの力とは何かを考える講演会を、京都大学未来創成学国際研究ユニットと共催で開催します。
これから進路を考える高校生や教育関係者、看護・介護など人との関わりで活躍されている皆さんに参考になる講演会です。ぜひお越しください。
1 日時
平成30年11月17日(土) 13時から17時まで
2 場所
三重県総合博物館3階 レクチャールーム(津市一身田上津部田3060)
3 プログラム
【第1部】特別講演(13時から14時15分まで)
テーマ:パーフェクトでなくても、好奇心をもっていろいろチャレンジして楽しもう!
講師 :ヨハン・ホーエネガー氏(オーストリア・ウイーン大学名誉教授)
※通訳あり
【第2部】人とつながる(14時25分から15時45分まで)
座長:村瀬 雅俊氏(京都大学基礎物理学研究所准教授)
・「倫理の学び」
森下 直貴氏(浜松医科大学教授)
・「繋がりと学び <拡張自己による創造>」
肥田野 登氏(東京工業大学名誉教授)
・「学びと癒し」
村瀬 智子氏(日本赤十字豊田看護大学学部長)
【第3部】地域で育む学びの力(15時55分から16時50分まで)
座長:大野 照文(三重県総合博物館館長)
・「好奇心に導かれて三重から京大へ」
東海 留維氏(京都大学2回生 :三重県出身)
・「三重中学校高等学校の理科教育の歩み」
小西 伴尚氏(三重中学校・三重高等学校教諭)
・「学校ができる地域の再生(松阪市の例)」
寺村 善樹氏(三重県教育委員会高校教育課高校教育班充指導主事)
・「英語の力をつける」
西岡 慶子氏(株式会社 光機械製作所代表取締役社長)
【まとめ】(16時50分から17時まで)
座長:村瀬 雅俊氏(京都大学基礎物理学研究所准教授)
4 参加費
無料
5 定員
60名(先着順・当日受付)
6 主催
京都大学未来創成学国際研究ユニット、三重県総合博物館
※「京都大学未来創成学国際研究ユニット」について
平成25年度から26年度に採択された統合創造学創成プロジェクト(研究代表者:村瀬雅俊)の研究活動に基づき、基礎物理学研究所が主体部局となり、京都大学の研究所・センター・研究科などが参画して、平成27年7月28日に発足しました。
異分野を統合することの知的冒険によって、生命・物質・こころの世界、あるいは人間社会・教育・経済を貫く普遍法則や創発原理を探求し、未来を方向づけるパラダイム転換を目指しています。
三重県総合博物館館長 大野照文も構成員となっています。
【参考:講師プロフィール】
ヨハン・ホーエネガー(Johann Hohenegger)氏
同氏は、オーストリア・ウイーン大学名誉教授で、1972年ウイーン大学で博士号取得。
同年ウイーン大学古生物学研究所助手に採用され、助教授、教授を経て2012年定年退職。
その間、150の論文を出版し、顕微鏡で見えるくらい小さな化石を調べる微古生物学の研究を国際的にリード、2012年には著名な微古生物学者に与えられるポーランドのグリボウスキー賞を受賞。定年後も大学院生の指導にあたるとともに、多くの講演で生物や科学についての深い思索を伝えている。