三重県総合博物館(MieMu)では、収蔵品や資料を広く県民にご覧いただくことを目的に、三重の実物図鑑特集展示「ミニ館蔵品展」を開催します。
三重県総合博物館では、開館以来、三重県の歴史や文化に関する資料を多数収集、収蔵しており、それらの中から、絵巻物を中心に紹介します。
1期間:令和7年10月25日(土曜日)から11月24日(月曜日・振休)までの開館時間中
2場所:三重県総合博物館3階 三重の実物図鑑人文コーナー(津市一身田上津部田3060)
※どなたでも無料でご覧いただけます。
3主な展示品
・六鯨図(ろくげいず)
熊野灘で捕鯨の対象とされた6種類のクジラと鯨船、捕鯨道具などを描いたものです。
・舞楽図(ぶがくず)
舞楽とは、大陸から伝わり平安時代に宮中で整えられた舞と音楽のことで、この絵巻はその演目44種を描いたものです。
・東海道分間絵図(とうかいどうぶんげんえず)
東海道分間絵図は、遠近道印(おちこちどういん)が作製し、絵師の菱川師宣(ひしかわもろのぶ)が描いた東海道の絵地図で、江戸時代に数回刊行されました。展示の絵巻は、作者は不明ですが、それを肉筆で丁寧に描いたものです。