斎宮歴史博物館では、数多くの収蔵品の中から、背景に奥深い物語をもつ資料を選りすぐった「逸品(いっぴん)」を展示するミニ展示を、平成27年度より開催しています。
今年度第4回の展示では、青銅で作られた古代のアイロンである「熨斗」(重要文化財)を公開します。
1 開催日時 平成29年12月19日(火)から平成30年1月21日(日)まで
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
期間中の博物館休館日:毎週月曜日(ただし平成30年1月8日(祝)は開館)
平成29年12月29日(金)から平成30年1月3日(水)
平成30年1月9日(火)
2 会場 斎宮歴史博物館エントランスホール(多気郡明和町竹川503番地)
3 内容 史跡斎宮跡では、青銅で作られた皿に木製の柄を取り付けた柄杓(ひしゃく)のよう
な形の「熨斗」と呼ばれる金属製品が出土しています。これは、昭和53年に史跡東部の
柳原地区で行った発掘調査で、平安時代後期の遺構(いこう)から出土したもので、現
在、発掘調査地点は、平安時代の斎宮の「寮庁(りょうちょう)」を再現した史跡公園
「さいくう平安の杜」となっています。
全国でも16例しか見つかっていないこの「熨斗」は、青銅の皿部に火のついた木炭を
入れ、平らな皿の底で衣類などのしわを伸ばす、現代のアイロンに相当するものと考えら
れています。この斎宮で出土した「熨斗」の歴史的な意味を探ります。
4 観覧料金 無料(常設展の観覧には別途観覧料が必要です。)
5 問い合わせ先 斎宮歴史博物館
〒515-0325 三重県多気郡明和町竹川503番地
電話 0596-52-3800(代表)
FAX 0596-52-3724
6 主 催 斎宮歴史博物館
【参考】 今後のスケジュール
・第5回 斎宮前史~古墳時代~
展示資料:須恵器(すえき)把手付椀ほか(館内初公開)
平成30年2月14日(水)から平成30年3月18日(日)まで
・第6回 これ何の足?斎宮で見つかった『謎の足』
展示資料:須恵器獣脚ほか(館内初公開)
平成30年3月27日(火) から平成30年5月6日(日)まで