斎宮歴史博物館では、飛鳥・奈良時代の斎宮(いわゆる「初期斎宮」)の解明を目的とした発掘調査を行っています。平成30年度の発掘調査では、飛鳥時代の斎王宮殿域及び倉院(そういん)と想定される掘立柱塀(ほったてばしらべい)と総柱建物(そうばしらたてもの)群が発見されました。今回の速報展示では、最新の発掘調査成果をご紹介します。
1 日時
令和2年3月29日(日)まで
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
期間中の博物館休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌日休館)
2 場所
斎宮歴史博物館 常設展示室Ⅱ 速報展示コーナー(三重県多気郡明和町竹川503)
3 内容
平成30年度に実施した史跡斎宮跡第193次調査では、掘立柱塀で構成される方形区画とその内部に大型の掘立柱建物1棟、第195次調査では総柱建物14棟を確認しました。方形区画は「斎王宮殿域」、総柱建物(高床倉庫)群は「倉院」と推定され、飛鳥時代の中でも天武朝から文武朝(7世紀後半から8世紀初め頃)に造営されたことを示す土器が出土しました。斎宮成立期の重要な成果を得た平成30年度の発掘調査の解説とともに出土土器の展示を行います。
展示資料:史跡斎宮跡第193・195次調査出土品(飛鳥時代の土師器・須恵器)
4 観覧料金
観覧には常設展の観覧料が必要です。
一般340円、大学生230円、高校生以下無料
団体(20名以上)の場合:一般270円、大学生180円、高校生以下無料
5 問い合わせ先
斎宮歴史博物館 調査研究課
電 話:0596-52-7027 FAX:0596-52-3724
6 主催
斎宮歴史博物館
三重県政記者クラブ、第二県政記者クラブ、松阪記者クラブ及び伊勢記者会に資料提供しています。