斎宮歴史博物館では、職員が日頃の研究成果をわかりやすく紹介する、イブニング講座(全9回)を開催します。
第5回は、「斎宮に美雲は現れたのか~斎宮から起こった年号『天応』について~」と題し、桓武天皇が即位した奈良時代おわり頃の斎宮の歴史を紐解いていきます。ぜひご参加ください!
1 開催日時
令和元年11月8日(金) 17時30分から18時30分まで
※ 受付・開場は17時から
2 会場
斎宮歴史博物館 講堂(三重県多気郡明和町竹川503)
※ 博物館正面口からではなく、通用口からの入館となりますのでご注意ください。
3 内容
令和改元により、年号(元号)に関心が集まっていますが、斎宮も改元に関係したことがありました。
宝亀12年(781)に、斎宮に美雲が現れたことにより、天応と改元されたのです。実は、この改元
はきわめて特殊なもので、斎宮ではとてもめでたいものとは言えなかったのです。奈良時代から平安時
代への大きな転換期に現れたとされる謎の美雲が何を意味しているのか、大伴家持をもまきこんだ大き
な謎を解き明かします。
4 講師
榎村 寛之(えむら ひろゆき) 学芸普及課 副参事兼課長
5 定員
125名
6 参加方法
当日先着順 無料
7 問い合わせ先
斎宮歴史博物館 調査研究課 イブニング講座係
〒515-0325 三重県多気郡明和町竹川503
電話0596-52-3800(代表) FAX0596-52-3724
8 今後のイブニング講座のスケジュール
第6回 令和元年12月13日 講師:天野秀昭(あまのひであき) 学芸普及課 主幹
「西行が見た斎宮~平安時代末期の斎宮の様相を探る~」
第7回 令和2年1月10日 講師:川部浩司(かわべひろし) 調査研究課 主査
「農耕開始期のムラの構図 ~濠(壕)をめぐらすムラの系譜と変遷~」
第8回 令和2年2月14日 講師:松田茜(まつだあかね) 学芸普及課 学芸員
「陽明門院禎子内親王~良子内親王の母の華麗なる血筋と苦難の生涯~」
第9回 令和2年3月13日 講師:船越重伸(ふなこししげのぶ) 学芸普及課 主幹
「貴族の個性はお香から」