斎宮歴史博物館では、収蔵品の中から背景に奥深い物語をもつ資料を選りすぐった「逸品(いっぴん)」をご紹介するミニ展示を開催しています。
令和4年度の第4回展示として、史跡西部の第197次調査で出土した土器が持つストーリーをご紹介します。
1 日時 令和5年5月21日(日)まで
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
※休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌日を休館とします)
2 会場 斎宮歴史博物館 エントランスホール(三重県多気郡明和町竹川503)
3 内容 史跡斎宮跡の史跡西部、中垣内地区で令和元年度に実施した第197次調査では
江戸時代の土坑(大きな穴)が見つかり、中から19世紀初頭の様々な遺物が出
土しました。その中には注ぎ口や把手が付く茶釜の形をした土器が含まれ、この
土器には煤がべったりとついていたことから、実際に使用されたものと考えられ
ます。また、煤は付着していませんが、よく似た土器が明和町蓑村の外山(とや
ま)遺跡から出土しています。明和町は現在でも伊勢神宮の祭祀で使用される土
器が作られていますが、発掘調査の成果から古代から土器づくりが盛んであった
ことがわかっています。展示では、土器が語る地域の歴史をご紹介します。
展示資料:史跡斎宮跡 第197次調査出土 茶釜形土器 1点
4 観覧料 無料(常設展等の観覧には別途観覧料が必要です。)
5 問い合わせ先 斎宮歴史博物館 調査研究課
電話 0596-52-3800(代表) FAX 0596-52-3724
6 主 催 斎宮歴史博物館