斎宮歴史博物館では、発掘調査の最新成果や、過去の発掘調査記録を整理・再検討した成果を、1年に2回の速報展示で紹介しています。
令和5年度1回目の速報展示は、平安時代前期後半と中期中頃(9世紀後半と10世紀後半)の井戸から出土した土師器(はじき)のうち、祭祀や儀礼に用いられたとみられる特別な土器にスポットを当て、その土器と出土した井戸の特徴を紹介します。展示資料は、国の重要文化財に指定された土師器のうち、当館が令和4年度に保存修理を実施して修復が完了した土器となります。
1 開催日時
令和5年4月18日(火)から令和5年9月24日(日)まで
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日を休館日とします)
2 会場
斎宮歴史博物館 常設展示室Ⅱ 速報展示コーナー(三重県多気郡明和町竹川503)
3 開館時間
9時30分から17時まで(ただし入館は16時30分まで)
4 内容
平安時代は斎宮の盛行期ともいわれ、方格街区による都市的な空間が整備されました。方格街区の中
心をなす斎王御殿とみられる区画や周辺の区画の井戸跡には多量の土器が捨てられていました。そのな
かには、祭祀・儀礼用と推定される土器が含まれています。今回の展示ではこうした井戸の特徴を示す
とともに、祭祀や儀礼に用いられたとみられる鉢や壺を展示し、修復によって本来のかたちを復元した
リアルな姿とその魅力に迫ります。
展示資料:史跡斎宮跡出土の土師器の片口鉢・台付鉢・壺 4点(すべて国指定重要文化財)
5 観覧料金
観覧には常設展の観覧料が必要です。
【個人】一般340円、大学生230円、高校生以下無料
【団体(20名以上)】一般270円、大学生180円、高校生以下無料
6 問合せ先
斎宮歴史博物館
電話:0596-52-3800(代表) FAX:0596-52-3724
7 主催
斎宮歴史博物館
8 その他
(1)新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、内容の変更やイベントを中止する可能性があり
ます。
(2)ご来館に際しては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、感染症対策へのご協力をお願いい
たします。