斎宮歴史博物館では、職員が日頃の研究成果をわかりやすく紹介する、「斎宮イブニング講座」(全10回)を6月から開講しています。
第2回は、平安時代末期の保元(ほげん)元年(1156)、後白河天皇の即位により斎王に選ばれ、その後、女院として後白河上皇の院政を支えた亮子内親王を取り上げます。
激動の時代、彼女はどのように生きたのか。ぜひご参加ください。
1 開催日時
令和5年7月14日(金) 17時30分から18時30分まで
※ 受付・開場は17時から
2 会場
斎宮歴史博物館 講堂(三重県多気郡明和町竹川503)
※ 博物館正面口からではなく、通用口からの入館となりますのでご注意ください。
3 内容
「斎王亮子内親王の生涯 -後白河朝の斎王、そして女院(にょいん)殷富門院(いんぷもんいん)
として-」
平安時代末期の斎王・亮子内親王は、父・後白河天皇の即位によって、保元元年(1156)4月
に斎王に選ばれました。しかし、2年後に後白河が譲位したために、伊勢斎宮に赴任することなく
野宮(ののみや)から退下(たいげ)します。その後、殷富門院の院号を受け、源平の争乱を経て
鎌倉幕府が成立する激動の時代に、女院として後白河上皇の院政を支えました。
この講座では、時代の転換期に元斎王、女院として生きた皇女の人生をたどります。
4 講師
天野 秀昭(あまの ひであき) 学芸普及課 課長
5 定員
120名
6 参加方法
事前申込不要、当日受付(先着、参加費無料)
7 問い合わせ先
斎宮歴史博物館 調査研究課 イブニング講座係
〒515-0325 三重県多気郡明和町竹川503
電話0596-52-3800(代表) FAX0596-52-3724
8 その他
内容の変更やイベントを中止する場合があります。
9 今後のスケジュール
第3回 8月4日 「良子内親王群行の政治的背景 -斎王群行裏事情-」
講師:榎村 寛之(えむら ひろゆき) 学芸普及課 主査
第4回 9月8日 「飛鳥時代の王宮中枢部と『斎王御殿』」
講師:川部 浩司(かわべ ひろし) 調査研究課 課長代理
第5回 10月13日 「逢鹿瀬寺をめぐって」
講師:大川 勝宏(おおかわ まさひろ) 調査研究課 主査
第6回 11月10日 「紫野斎院の日々 -賀茂の斎王のくらし-」
講師:笹田 遥子(ささだ ようこ) 学芸普及課 学芸員
第7回 12月8日 「藤原道長と伊勢斎王」
講師:松田 茜(まつだ あかね) 学芸普及課 学芸員
第8回 令和6年1月12日 「斎宮の外側と周辺地域を探る」
講師:小原 雄也(おばら ゆうや) 調査研究課 主任
第9回 2月9日 「斎王の食事 -平安時代の記録に見える食文化-」
講師:岸田 早苗(きしだ さなえ) 学芸普及課 主査
第10回 3月8日 「暦と季節感」
講師:船越 重伸(ふなこし しげのぶ) 学芸普及課 主幹兼課長代理