斎宮歴史博物館では、職員が日頃の研究成果をわかりやすく紹介する、「斎宮イブニング講座」(全10回)を6月から開講しています。
第4回は、近年発掘調査が進み、明らかになった飛鳥時代の斎宮中枢域の様相を取り上げます。この斎宮中枢域を、なぜ大来皇女(おおくのこうじょ)など初期の斎王が入った「斎王御殿」と推定したのか。鍵を握る王宮中枢部との比較を通して解説します。ぜひご参加ください。
1 開催日時
令和5年9月8日(金) 17時30分から18時30分まで
※ 受付・開場は17時から
2 会場
斎宮歴史博物館 講堂(三重県多気郡明和町竹川503)
※ 博物館正面口からではなく、通用口からの入館となりますのでご注意ください。
3 内容
「飛鳥時代の王宮中枢部と『斎王御殿』」
近年の発掘調査によって、飛鳥時代の斎宮中枢域の様相が明らかとなり、大来皇女などの初期の斎
王が入った「斎王御殿」の存在を推定したところです。ではなぜ、そのような考えに至ったのか。
この講座では、鍵を握る飛鳥・藤原地域や難波地域の王宮中枢部にみられる空間構造の変遷を紐解
き、そこに「斎王御殿」を位置づけてみることで、新たに見えてくる歴史像を提示します。
4 講師
川部 浩司(かわべ ひろし) 調査研究課 課長代理
5 定員
120名
6 参加方法
事前申込不要、当日受付(先着、参加費無料)
7 問い合わせ先
斎宮歴史博物館 調査研究課 イブニング講座係
〒515-0325 三重県多気郡明和町竹川503
電話 0596-52-3800(代表) FAX 0596-52-3724
8 その他
内容の変更やイベントを中止する場合があります。
9 今後のスケジュール
第5回 10月13日 「逢鹿瀬寺をめぐって」
講師:大川 勝宏(おおかわ まさひろ) 調査研究課 主査
第6回 11月10日 「紫野斎院の日々 -賀茂の斎王のくらし-」
講師:笹田 遥子(ささだ ようこ) 学芸普及課 学芸員
第7回 12月8日 「藤原道長と伊勢斎王」
講師:松田 茜(まつだ あかね) 学芸普及課 学芸員
第8回 令和6年1月12日 「斎宮の外側と周辺地域を探る」
講師:小原 雄也(おばら ゆうや) 調査研究課 主任
第9回 2月9日 「斎王の食事 -平安時代の記録に見える食文化-」
講師:岸田 早苗(きしだ さなえ) 学芸普及課 主査
第10回 3月8日 「暦と季節感」
講師:船越 重伸(ふなこし しげのぶ) 学芸普及課 主幹兼課長代理