斎宮歴史博物館が斎宮跡の実態解明を目的として行っている発掘調査において、奈良時代の斎王の宮殿域と推定される箇所で、南門を新たに発見しました。
このことを皆さんに広く知っていただくため、発掘調査の現地説明会を開催します。
1 日時
令和7年9月20日(土曜日) 10時00分から11時30分まで
※この間、斎宮歴史博物館職員が随時説明を行います。
2 会場
史跡斎宮跡第209次発掘調査現場(三重県多気郡明和町竹川433-2他)
※近鉄斎宮駅から会場までは、徒歩15分程です。
※斎宮歴史博物館から会場までは、徒歩10分程です。
※車でお越しの際は、ふるさと広場南の砂利敷駐車場に駐車してください。
駐車場から会場までは、徒歩5分程です。なお、会場付近には駐車することができません。
3 説明者 斎宮歴史博物館 職員
4 定員・参加費
定員なし(事前申込不要)、参加費は無料
5 発見の内容について
これまでの発掘調査では、斎宮跡には飛鳥時代から奈良時代にかけての斎王の宮殿(住まいや儀礼にか
かわる中心施設)ではないかと推定される塀で囲まれた長方形の区画が確認されています。このうち、
奈良時代の区画と考えられる西正方位区画の南側の塀の中央部で、門の跡が発見されました。この西正方
位区画の南門と考えられます。古代において、南門は区画の正門として重要な役割を持つことが知られて
いますが、斎宮跡の飛鳥時代から奈良時代にかけての区画で南門が確認されたのは今回が初めてです。
柱の配置状況から、門は「棟門(むなもん)」、「冠木門(かぶきもん)」と呼ばれる形式のものと考
えられ、伊勢神宮の内宮北御門のような形式の門ではないかと考えられます。
6 その他
以下の場合は、内容の変更やイベントを中止する場合があります。また、イベントを中止する場合に
は、斎宮歴史博物館のホームページでお知らせします。
・雨天の場合(少雨決行)
・当日の朝7時の段階で三重県中部または明和町に、特別警報または暴風警報、大雨洪水警報が発令さ
れている場合
・その他災害の発生が予想されるなど開催が危険と判断される場合
7 主催
斎宮歴史博物館
8 問い合わせ先
斎宮歴史博物館 調査研究課
電話 0596-52-7027(直通) / 0596-52-3800(博物館代表)
FAX 0596-52-3724