鈴鹿保健所が、特定医療費(指定難病)支給認定の更新申請事務において、申請者の氏名等を記載した メモを貼付した臨床調査個人票の様式を、誤って作成元とは異なる医療機関に送付してしまったことから、個人情報が漏洩しました。
当事者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後、個人情報の取扱いについては改めて注意し、再発防止を徹底してまいります。
1 経緯
誤送付が発生・判明した経緯は次のとおりです。
令和7年6月12日 鈴鹿保健所が本件個人情報漏洩対象者2名から特定医療費(指定難病)支給認定の
更新申請書を受理
6月13日 同申請の添付書類として主治医が作成する臨床調査個人票が医療機関独自の様式で
あることが判明
国指定の様式により再提出してもらうため、鈴鹿保健所が対象者の氏名、生年月日
および病名を記載した付箋を貼付した臨床調査個人票の様式2名分を主治医の医療
機関あて郵送
6月16日 様式を受領した医療機関から鈴鹿保健所に連絡があり、名称が似た別の医療機関あ
て送付していたことが判明
鈴鹿保健所が連絡をもらった医療機関を訪問し、謝罪するとともに、氏名等が記載
された付箋とともに当該様式2名分を回収
鈴鹿保健所が付箋に氏名等が記載された2名に電話連絡し、謝罪するとともに、状
況を説明
6月17日 鈴鹿保健所が、付箋に氏名等が記載された2名のうち1名の自宅を訪問し、再度謝
罪(なお、他の1名は前日の電話にて訪問不要との連絡があり、訪問していない)
2 漏洩した個人情報
氏名、生年月日、申請対象病名
3 原因
特定医療費(指定難病)支給認定の更新申請の添付書類として提出された臨床調査個人票が医療機関独自の様式により作成されたものであったため、再作成が必要な対象者(2名)を知らせるための個人情報(氏名、生年月日、申請対象病名)を記載したメモ(付箋)を貼付した国指定の様式(未記載)を作成元である医療機関に送付しました。
担当職員が、付箋を貼付した国指定の様式に、送付先の医療機関の略称を記載したメモを添えて、他の職員に郵送を指示したところ、類似した名称の医療機関に送付してしまいました。
送付先のメモに基づいて複数の職員で確認したものの、名称が類似する医療機関が複数存在することを認識していなかったため、誤って別の医療機関を宛先としていることに気付けず、個人情報を記載したメモ(付箋)を貼付して送付してしまったことが原因です。
4 今後の対応方針
判明した当日に、当該様式を回収しており、さらなる情報流出のおそれはありません。また、誤って個人情報が漏えいした本人に、状況を説明して謝罪を受け入れていただいています。
なお、今後は、付箋やメモ等に個人情報を記載して送付する処理をなくすとともに、臨床調査個人票の医療機関名が記載されたページなど正確な送付先の情報を確認、共有し、再発を防止してまいります。
また、個人情報の取扱いについては、職員一人ひとりが改めてその重要性と取り違えなどのミスがあるかもしれないということを認識し、複数の職員で念入りな書類の確認を行うなど、適切な対応を行うよう徹底します。