防災の推進に関して、特に顕著な貢献をした団体又は個人の功績を讃え、防災対策の一層の推進に資することを目的として、内閣府が実施する防災功労者防災担当大臣表彰を、このたび四日市市の「四日市東日本大震災支援の会」と「あすなろ応援便」、多気町の「万協製薬株式会社」の3団体が三重県から受賞することが決まりました。
1 受賞団体
◯ 四日市東日本大震災支援の会(四日市市)【災害時の防災活動】
<主な功績>
東日本大震災発生直後は、津波被害に遭った住宅の泥かきなどの活動に従事。その後、被災地の状況に合わせ災害で破壊された地域コミュニティの再構築を目的に、現地イベントなどを開催し、被害者の心の繋がりを醸成する活動に力を入れた。
また、本年4月に発災した熊本地震においても、被災地へ出向き被災小学校の清掃活動や避難所での足浴活動を実施するなど被災地の復興に向け多大な貢献をした。
◯ あすなろ応援便(四日市市)【災害時の防災活動】
<主な功績>
東日本大震災発生直後から自社所有トラックにて支援物資の集配と配送を続け、物心両面から被災者を応援。被災地三県をくまなく回り、公的支援の不足している地域を積極的に支援した。
同時に現地で被災者の作った産物を仕入れ、四日市市などが開催するイベントで販売し、その売上を被災地に還元する活動を行うなど被災地の防災活動に多大な貢献をした。
◯ 万協製薬株式会社(多気町)【防災思想の普及】
<主な功績>
平成7年の阪神・淡路大震災で神戸市内の工場が全壊、その後、多気町に移転し、災害に強い工場づくりに取り組むとともに、同町の防災訓練、防災啓発に積極的に参加・協力するなど、地域住民、学校、行政、企業が一体となった地域防災の活性化に貢献し、防災思想の普及活動に多大な貢献をした。
2 表彰式
日程:平成28年9月7日(水)13時30分から14時45分まで
会場:中央合同庁舎8号館講堂(東京都千代田区永田町1-6-1)
3 その他
本日、9月6日(火)に内閣府記者クラブにも同じ内容の発表が行われます。