消防庁の実施する「防災まちづくり大賞」において、県から推薦した「三重県立南伊勢高等学校南勢校舎」(南伊勢町)の、「消防庁長官賞」受賞が決定しました。本県の同賞受賞は、平成26年度以来です。
また、自薦団体として「四日市市自治会連合会」(四日市市)の「日本防火・防災協会長賞」の受賞も決定しました。
《「防災まちづくり大賞」について》
「防災まちづくり大賞」は、阪神・淡路大震災を契機に平成8年度に創設され、今回で24回目を迎えます。賞には「総務大臣賞」「消防庁長官賞」「日本防火・防災協会長賞」があります。地域に根差した団体・組織等における防災に関する優れた取組、工夫・アイデア等、防災・減災に関する幅広い視点からの効果的な取組を表彰し、地域における災害に強い安全なまちづくりの一層の推進に資することを目的として実施されています。
《県が推薦した受賞団体の活動内容》
受賞団体 : 三重県立南伊勢高等学校南勢校舎
当校舎は、熊野灘沿岸のリアス海岸の奥に立地しており、東日本大震災の時は、津波が学校のグランド横側道付近まで達し、南海トラフ大地震が発生した場合は、甚大な被害が予想されます。
また、南伊勢町は、県内で最も過疎化・少子高齢化が進む自治体で、本校舎生徒の90%以上が町内に居住しているため、高校生の力は地域防災にとって大きな存在となっています。
東日本大震災を契機に、被災地でのボランティア活動、研修を行い、防災特別授業を実施するなど、災害に対する正しい知識と地域防災の現状・在り方を的確に理解し、また防災士資格を持つ生徒が、中学校で「防災学習会」の講師を務めるなど、地域の防災活動や県内外でのボランティア活動等を通じて、郷土を愛し、災害発生時には地域の一員として自ら課題や役割を見つけ主体的に行動できる人材の育成に取り組んでいます。
また、平成30年度『みえの防災大賞』において、大賞を受賞しています。
3.表彰式
日程:令和2年2月28日(金)16時から
場所:ホテルルポール麹町(東京都千代田区平河町2-4-3)