松阪市内において多面的機能支払交付金に取り組んでいる活動組織が、水田の貯水能力を高め、下流域の洪水被害を軽減する「田んぼダム」の効果検証に向けた実証実験を行うにあたり、田んぼダム用の堰板の譲渡式を以下のとおり行います。
1 「田んぼダム」とは
農業・農村が持つ多面的機能の一つに、水田の保水・貯留による洪水調節機能があります。「田んぼダム」は、水田の排水桝に田んぼダム用の堰板を追加することで、水田の貯留機能を増強するとともに、ゆっくり排水することにより、一度に川に流れ出す水量を減らす取組です。この田んぼダムの機能が発揮されることで、下流域の洪水被害を軽減させることが期待できます。
2 日時
令和3年10月14日(木) 14時から30分程度(予定)
※雨天決行
3 場所
櫛田土地改良区(松阪市清水町200の1)
4 参加して頂く予定の皆様
(地元団体)清菅SHKクラブ
(行 政)三重県:農林水産部農山漁村づくり課、松阪農林事務所農村計画課
松阪市:農村整備課
(協 議 会)三重県農地・水・環境保全向上対策協議会
5 内容
(1)取組概要説明
(2)田んぼダム用の堰板の譲渡
(3)記念撮影
6 取組について
三重県においては、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るための地域の共同活動を支援する多面的機能支払交付金により、令和3年度には、津市安濃川流域2地区、津市雲出川流域1地区、松阪市三渡川流域で1地区の計4地区で、「田んぼダム」が取り組まれています。
今回、「田んぼダム」の効果を検証する取組に賛同頂いた清菅SHKクラブ(松阪市清水町)が、約20haの水田にて実証実験に取り組みます。