令和５年度病害虫発生予報第５号

　令和５年度病害虫発生予報第５号を発表します。向こう１か月における農作物の病害虫発生予報の概要は以下のとおりです。なお、詳細については関連資料をご覧ください。

向こう1か月の予報と対策

１　作物
　イネ（普通期）では、斑点米カメムシ類の発生量はやや多と予想されます。周辺圃場の収穫状況に注意しながら、防除を行ってください。ツマグロヨコバイ、トビイロウンカの発生量は少と予想されます。
　ダイズでは、ハスモンヨトウの発生量は多と予想されます。白変葉を目印として若齢のうちに防除してください。吸実性カメムシ類の発生量はやや多と予想されます。生育状況に応じた防除を行ってください。

２　果樹
　カンキツでは、かいよう病（温州、中晩柑）の発生量はやや多と予想されます。発病した夏秋梢や果実等の除去に努めてください。黒点病、ミカンハダニ、チャノキイロアザミウマの発生量は平年並と予想されます。
　果樹共通では、カメムシ類の発生量はやや少と予想されます。

３　茶
　チャでは、チャノキイロアザミウマの発生量はやや多と予想されます。発生状況に注意し、必要に応じて防除してください。クワシロカイガラムシの発生時期はやや早、発生量はやや多と予想されます。防除適期となる孵化最盛期に防除してください。チャノホソガの発生時期はやや早、発生量は平年並と予想されます。炭疽病、カンザワハダニ、チャノミドリヒメヨコバイの発生量はいずれもやや少と予想されます。

４　野菜
　イチゴでは、炭疽病の発生量は平年並と予想されます。　　　
ネギでは、シロイチモジヨトウの発生量はやや多と予想されます。早期発見に努め、若齢のうちに防除してください。