果樹の重要害虫である果樹カメムシ類が多く誘殺され、被害が予想されるため、病害虫発生予察注意報第3号を発表します。詳細については関連資料をご覧ください。
1 対象作物:ナシ、ブドウ、かんきつ類、カキ等果樹類
2 対象病害虫名:果樹カメムシ類
(チャバネアオカメムシ・ツヤアオカメムシ・クサギカメムシ)
3 発生地域:県内全域
4 発生時期:8月から10月
5 発生量:多
6 注意報発令の根拠
(1) 予察灯(松阪市)における7月1日から31日の誘殺数は、チャバネアオカメムシでは2,924頭
(平年949頭)、ツヤアオカメムシでは566頭(平年179頭)、クサギカメムシでは1,837頭(平年
376頭)と、いずれも多い状況です。
(2) 予察灯(御浜町)における7月1日から20日の誘殺数は、チャバネアオカメムシでは40,828頭
(平年6,530頭)と、過去10年間で最も多い状況です。
(3) フェロモントラップにおける7月第1週から第3週のチャバネアオカメムシの誘殺数は、山地
(津市白山町川口)では2,709頭(平年1,316頭)、中間地(津市白山町二本木)では4,895頭(平
年1,469頭)と、いずれも多い状況です。
(4)一般果樹園地の一部では飛来が確認されています。
(5)気象庁の1か月予報(7月30日名古屋地方気象台発表)では、気温は高い見込みであり、果樹カ
メムシ類の活動が活発になる可能性があります。
7 防除の注意事項
(1)飛来数は、園地による差が大きい傾向があります。夜間の照明等への飛来を参考にするととも
に、園地を見回り、飛来を確認したら薬剤防除を行ってください。過去に飛来が多かった園地では
特に注意してください。
(2)果樹カメムシ類は日没後に活発になるので、夕方か早朝の薬剤防除が効果的です。また、近隣園
地と散布日を合わせるなど、広域で一斉防除すると効果が高くなります。
(3)ナシ、ブドウ等収穫期間近の品目では、収穫前日数に注意して散布を行ってください。
(4)合成ピレスロイド系の薬剤を連続して散布することで、ハダニ類、カイガラムシ類の発生が多く
なる傾向があるので注意してください。
(5)薬剤は農薬登録情報提供システムで調べることができます。
農薬登録情報提供システム:https://pesticide.maff.go.jp/