果樹の重要害虫である果樹カメムシ類の園地での飛来が多く、果実への被害の拡大が予想されるため、病害虫発生予察注意報第4号を発表します。詳細については関連資料をご覧ください。
1 対象作物:かんきつ類、カキ
2 対象病害虫名:果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ・ツヤアオカメムシ)
3 発生地域:県内全域
4 発生時期:10月
5 発生量:多
6 注意報発令の根拠
(1)10月上旬に行った巡回調査では、カキほ場における果樹カメムシ類被害果率63.0%(平年2.2%)
と過去10年で最も高い状況でした。また、カンキツほ場における果樹カメムシ類叩き落とし虫数平均
1.3頭(平年0.2頭)と過去10年で2番目に多い状況でした。
(2)予察灯(松阪市)における9月第2半旬から10月第1半旬の誘殺数は、チャバネアオカメムシでは
9,220頭(平年1,914頭)、ツヤアオカメムシでは6,177頭(平年549頭)といずれも過去10年で最も
多い状況です。
(3)予察灯(御浜町)における9月上旬から9月下旬の誘殺数は、ツヤアオカメムシでは25,967頭
(平年4,098頭)と過去10年で最も多い状況です。
(4)1か月予報(10月8日・名古屋地方気象台発表)によると、気温は高い見込みで、果樹カメムシ類
の活動に好適な状況が続くことが予想されます。
7 防除の注意事項
(1)飛来数は、ほ場による差が大きい傾向があります。過去に飛来が多かったほ場や山林に近いほ場では
特に注意してください。また、台風等による強風が発生した後に、急にほ場へ多数飛来することがあり
ます。
(2)夜間の照明等への飛来を参考にし、ほ場で飛来を確認したら防除を実施してください。また、近隣
ほ場と散布日を合わせるなど、広域で一斉防除すると効果が高くなります。
(3)合成ピレスロイド系の薬剤を連続して散布することで、ハダニ類、カイガラムシ類の発生が多くなる
傾向があるので注意してください。
(4)収穫期に防除を行う場合は、収穫前日数に注意してください。薬剤の登録内容は農薬登録情報提供
システムで最新情報を調べることができます。
農薬登録情報提供システム:https://pesticide.maff.go.jp/